北海道の温泉へ行こう! 

〜 ニセコ・洞爺・登別の旅 〜('03.6.28〜29)

2日目(6月29日) 〜後編〜

洞爺湖温泉街から国道230号を車で数分行くと、有珠山の噴火による災害の様子がそのまま残された西山火口散策路がある。

日本第3位を誇る湯量の洞爺湖温泉。1917年に発見された当時は「床丹温泉」というこぢんまりとした温泉地だった。1949年に国立公園に指定されるとめざましく発展し、道内屈指の温泉地に成長した。しかし、2000年。23年ぶりに有珠山が大噴火。火砕流が温泉街を覆い、街は壊滅的な被害を受けた。。。温泉再開も危ぶまれたが、火山を味方にした新しい観光を築き上げた。

西山火口散策路

かつて洞爺湖と内浦湾(噴火湾)を結んでいた国道230号は、噴火により沼が出来て通り抜けが出来なくなった。国道230号の突き当たりに北口駐車場(¥300)があり、此処から西山火口散策路がスタートしている。入場料は無料。

↑上の写真をclickすると散策に出発出来ます♪

 

朝、ホテルを出発してからここまで、一気に「火山」を体験してきて、すっかり空腹になった。。。昼は伊達市に下りることにした。

道の駅・だて歴史の杜

伊達市初の総合公園で、伊達市開拓記念館を含む17.7haを整備中。カルチャーセンター「あけぼの」や大手門、インフォメーションセンター、石垣、園路、日本庭園などがある。

お昼は、この道の駅に隣接する山小屋風のレストランでパスタ〜♪

牧場ソーセージグリル

大きめのソーセージがおいしかった♪

食後は・・・北海道といえばソフトを食べないと帰れない(笑)

お昼を食べ終わったた頃には、もう3時過ぎ。そろそろ空港方面へ向かわなくては。国道453号を北上する。

途中、「昭和新山」が見えた。1943年(昭和18年)に地震による地割れとともに一帯の麦畑や松林が隆起し忽然と生まれた、世界でも珍しいベロニーテ火山(特別天然記念物)。茶褐色の山から噴煙があがる姿はちょっと不気味・・・。

453号を支笏湖方面へ走行中、大滝村で、また不思議な自然の造形物に遭遇。

白絹の床

長流川の川床、緑色凝灰岩の浅瀬の流れが白絹を連想させる事から「白絹の床」と呼ばれている。

←こんなちっちゃな看板しかないので見逃す人多いかも。。。

白っぽい岩盤が剥き出しになっている浅瀬なので、川遊びをするのにもってこいかも♪

 

大滝村を過ぎ、国道276号に入り支笏湖到着・・・の前に、「苔の洞門」に寄ってみた。

溶岩の割れ目が水に浸食されて出来た峡谷で、高さ10mの岸壁にはエビゴケなど、30種の苔が密生している緑の回廊。平成14年に落石事故が発生し、その後立ち入りは出来ないが見学台が設置されている。

・・・はずだったのだが、シーズンオフの為か、「駐車場の整備中」と書かれており人気はなく、駐車場入口には綱が張ってあった。とりあえず、いけないことだが(苦笑)綱をまたいで駐車場を横切り「洞門入り口」の看板付近まで行ってみたが、更に綱が張ってありこれ以上は入れそうもない。。。ここから20分程歩くとビロードのような苔に覆われた岩肌が見れるはずなのだが。。。う〜ん残念(>_<)

実際はこんな感じらしいです → 

支笏湖

およそ3万年前におきた火山活動によって出来たカルデラ湖。全国有数の透明度、秋田県田沢湖につぐ日本第2位の最大深度は360m。日本最北の不凍湖でもある。

観光シーズン前のため、たくさんあるはずのレストハウスも、お土産屋さんもほとんどが休業中・・・。更に、遊覧船はもちろん足漕ぎボートのスワン達も上陸していた。天気のせいもあり、とても寂しい雰囲気だった・・・。

人気のない支笏湖は、早々に引き上げ、千歳市内へ向かった。時間は充分あるので市内をウロウロしてから、PM7:30頃レンタカーを返却し空港へ。

チェックイン後、搭乗口で待っていたら「優先搭乗」の案内アナウンスがあった。行きの便でちょっと優遇してもらったのでいい気になり、とりあえずゲートの前で待っていてみた(笑)。他のメンバーは、小さい子供と車椅子の老人連れの一家、そして杖をついたおばあちゃんなど・・・。

すると、1人の乗務員が私達の所へやって来て、「GOTO様ですね?」と声を掛けて来た。え?何で名前知ってるの〜?行きの便の私達の情報は、きちんとこちらの空港にも伝わっていたらしい。

・・・ということで、生まれて初めて!たぶん、これが最初で最後になるかもしれない「優先搭乗」を経験することになった。普通の人達の視線を浴びながら、一足先にゲートを通過。席まで案内してもらい、着席後に何か不便はないかを確認してから、他の人達が搭乗が始まった。ちょっとした優越感?を味わった数分だった(笑)。

JAL536便は、千歳空港をPM20:50に定刻通り出発。あいかわらず飛行中はほぼ熟睡。羽田空港には定刻通りのPM22:20に到着。

PM22:55発、池袋方面行きのリムジンバスに乗り帰宅の途についた。

このバスの中でもfu-koはひたすら爆睡・・・。その傍らで、リムジンバスに飛び乗ってしまったものの、この日は日曜日の為いつもと運行ダイヤが違うので、もしかしたら池袋発の最終電車に間に合わないかもしれないという事実に気付いたshinjiは、道路の混雑状況と時計との睨めっこのために一睡も出来なかったらしい・・・。でも、運の良いことにバスは順調に走行し、いつもなら1時間以上かかるのだが、この日は1時間もかからずに池袋に到着し、無事最終電車に乗れたのだった。。。そして、日付が変わってから自宅に到着。翌日の仕事が眠かったのは言うまでもない・・・(笑)。

あいかわらず時間をめいいっぱい使った、内容充実の満足の北海道の旅。でも、松葉杖のshinjiは歩けない場所が何ヶ所かあったので、無理矢理連れて行って申し訳なかったかなぁ・・・(^_^;)とちょっと反省したfu-koだった。