鳥取&島根 '14.8.13〜15

日目(8月14日)〜その1〜

AM7:00、起床。旅先での朝はゆっくり寝ていたい派の私だけど(^_^;)、今日はそんなのんびりしている訳にはいかない!

本日最初の目的地:出雲大社はお盆休みで激し〜い混雑が予想される場所。少しでも早く、空いている時間に到着したい。朝食を済ましAM8:00にホテルを出発。

山陰道・米子ICから西へ向かう。途中、有料区間やら無料区間やら複雑に経由して終点出雲ICまで行き、その後国道431号へ。

 

AM9:30、出雲大社の近くにも駐車場はたくさんあるが、あまり奥まで行ってしまうと駐車は出来ても出てくる頃に大混雑になってそうなので、ちょっと離れた「道の駅大社ご縁広場」にある「吉兆館」に駐車(195台・無料)。

出雲大社の正門「木の鳥居(二の鳥居)」までは徒歩10分以上掛かるが、途中の道中を飛ばさず「大鳥居(一の鳥居)」からきちんと順番に参拝するならこの駐車場に停めるのが一番良い♪

一の鳥居

高さ23m。出雲大社の参拝はここをくぐる所から始まる。

神門通り

正門「木の鳥居」まで560m続く松並木の道。

勢溜の大鳥居(木の鳥居)

正門となる木製の鳥居。鳥居をくぐる時は神様を敬い軽く一例をする。

木の鳥居から拝殿まで一直線に参道が延びる

祓社(はらいやしろ)

参道の右手にある小さな社。心身のけがれを祓い清めるため、まずはこちらに参拝。

 

鉄の鳥居

参道の坂を下りきると現れる「三の鳥居」。鳥居をくぐると、樹齢400年を超える見事な枝ぶりの松並木が境内まで続く。真ん中は神様が通るので両側の参道を歩く。

手水舎

神様にお参りする前には、必ずここで清浄な水で身を清めてから境内へ。

神馬神牛像

牛も馬も神の霊を乗せる尊い動物と考えられている。

 

銅の鳥居

1666年、毛利綱広が寄進した日本最古の青銅の鳥居。

拝殿

奥に控える「御本殿」は神聖は場所のため、一般の参拝客はここから拝礼。見事なしめ縄は、長さ6.5m、太さ4m、重さ2t!(@_@)。出雲大社特有の「二礼、四拍手、一礼」で参拝。

通常の参拝はここまで。

ガイドブックにも 『御本殿は神域のため基本的には立ち入り不可』 と書かれていたが、偶然にもこの日は御本殿に入れるらしい!!・・・が、入口脇に「ショートパンツ、サンダル、袖無しのシャツの方は入場不可」と書かれており、入口の神職さんに追い返されている人が多数。。。

shinjiは残念ながらその「入場不可」な身なり(笑)。私は、本当に偶然だけど、キャミソールの上に七分袖を羽織り、足元も普段なら確実にビーチサンダルなのに(笑)この時は「きっとたくさん歩くだろう〜」とわざわざ駐車場でスニーカーに履き換えていたので、幸いにも全身が「入場出来る身なり」だった(^_^)v ・・・密かに“何か”を感じていたのだろうか?(^-^)b

shinjiを置いて行くのもちょっと気が引けるが(←本当かい?笑)、せっかくなので神様の一番近くまで行ってみる事にした。

 八足門 

通常はこの「八足門」から先はとても神聖な場所なので立ち入り不可。

私はshinjiを門の外に残し一人で(笑)、入口で神職さんのチェックを受けてから入場。

この先は写真撮影禁止なのでご紹介出来ないのがホントに残念だけど、真夏だから適合する身なりの人が少ないらしく(^_^;)、内部に居たのはほんの数人のみ。

派手さは全く無い本当に小さな御本殿。再度「二礼、四拍手、一礼」で参拝をした。門の外の賑やかさとは無縁の「神聖な場所」である事を感じられた。

御本殿に参拝出来ないshinjiのために(^_^;)、何処かちょっとでも内部が見える場所はないだろうか?と御本殿を取り囲む塀沿いに周囲を一回りしてみる事にした。

・・・やはり、御本殿を正面からしっかりと眺められるような場所はありません(^_^;)。ちょうど御本殿の裏側に当たる場所には何故か「うさぎ」の石像がた〜くさん並んでいて、あまりにもかわいくて私はこっちのほうが気になった♪(*^_^*)

『うさぎ』は「イナバの白兎」と神語られているように出雲大社の御祭神「大國主大神様」とご縁が深く、大神様のご慈愛を受け蘇り吉報を伝える「神獣」とされている。「平成の大遷宮」を記念して2014年3月にを建立された物らしい。

 東十九舎・西十九舎 

全国から集まった神様が宿泊する社で、御本殿の東西に1棟ずつ建つ。神在月の間は社の扉は全て開かれ、神々をもてなす祭りが連日斉行される。

この日はもちろん扉は開いてません・・・(^_^;) 全ての扉が開いて神様が集っている時期にもう一度見に来てみたい♪

ガイドブック片手にゆっくりたっぷり、たぶん漏れる事なく出雲大社の全てを見学出来たと思う!(^_-)b

出雲大社を見学したあとは「出雲の歴史」についてお勉強。敷地に隣接する『島根県立古代出雲歴史博物館』に入館。

 

 島根県立古代出雲歴史博物館 

1ヶ所からの出土数では全国一を誇る島根県出雲市斐川町の荒神谷遺跡の358本の銅剣(国宝)や、同じく1ヶ所からの出土数では全国一の加茂岩倉遺跡の39個の銅鐸(国宝)、そして幻とされてきた13世紀半ばのものと思われる出雲大社本殿の巨大柱等々を展示する博物館。『古事記』や『出雲国風土記』を題材にした神話をわかりやすく大迫力の映像で楽しめる「神話シアター」もある。

建物外観

たまたま出雲大社前で「優待券」を配っていたので、\610→\490に割引で入館♪(^_^)v

出雲大社境内遺跡出土の宇豆柱

スギの大木3本を1組にし直径が約3mにもなる。巨大な棟をささえる柱、すなわち「棟持柱」。

平安時代の出雲大社本殿1/10模型

写真内左下に写ってる人形のサイズからも分かるように、平安時代にはかなり巨大な神殿が建造されていたらしい(@_@)

御本殿の屋根に乗っていた巨大な千木(剣をクロスしたような装飾)鰹木

長い間、出雲では神話を裏付けるような考古学的遺跡の発見がされておらず、「出雲神話」は作り話という見方が主流でした。そうしたなか、1984年に358本もの銅剣が発見され、続いて銅鐸と銅矛の発見。1996年には39個の銅鐸が発見。そして上の写真のような13世紀半ばの出雲大社本殿を支えたと考えられる巨大な三本柱も発見され、もはやただの『神話』で片付けられなくなってきている。

館内はテーマ別展示室、総合展示室、神話回廊といくつかのゾーンに分けられており、たくさんの資料などを交えて分かりやすく展示されていた。特に、国宝となった「荒神谷遺跡」や「加茂岩倉遺跡」の青銅器や200本以上の銅剣の復元模型は圧巻だった。

一通り見学を終えて、ちょっと一息♪ 館内にある現代的建築のカフェ「maru cafe」へ。

周囲がガラス張りなので採光がよく、綺麗に整備された庭が見えるオシャレなカフェ♪

 れきはくカプチーノ(勾玉クッキー付き\500) 左:雲太くん、右:銅鐸

歴史博物館オリジナル!博物館のキャラクターがデザインされたラテアート☆ガイドブックの端っこに載っていたけど気になっていた一品(笑)。 

多少予想はしていたけど、出雲大社はその予想をはるかに超える規模だった。そして、優待券があったので偶然入った(笑)博物館だけど、出雲大社の過去や神話について学ぶ事が出来て良かった。結局、早朝から昼まで半日を費やしてしまったが、満足のいく見学だったと思う。