「冬ぬうちなーんかいんじんだ!(冬の沖縄へ行こう!)」 ('04.1.10〜12)

2日目(1月11日)〜その1〜

AM8:00、起床。昨夜買っておいた物で朝食を済ませ、AM9:20にホテルを出発。この日は本島北部の本部(もとぶ)半島メインで観光予定。空模様がイマイチなので傘をしっかり持参。

最初に目指したのは「世界一と世界初がここにある」がキャッチフレーズの「沖縄美(ちゅ)ら海水族館」

事前にshinjiが入手した情報に寄ると、国道58号沿いにある「道の駅・許田」で2割引チケットを販売しているとのことだったのでしっかり立ち寄って、通常の入館料¥1800の2割引で事前にチケットを購入。その後、名護市内を抜け国道449号に入り、更に西を目指し約30分で、水族館のある「海洋博公園」に到着。

開館は9:30のはずなのに、水族館周辺の駐車場は既にどこも満車!!!かなり遠くまで走って、やっと民間の駐車場に入れることが出来た(¥500/日)。水族館が出来る前にこの公園に来たことのある私には信じられない事態。だって以前来た時には、公園内はちょっとさびれた感じで観光客も少なく、「ココで1時間ほど自由行動です〜」と言われて、時間を持て余した覚えがある・・・。

「水族館が出来て、こんなに混雑するようになっちゃったんだぁ〜」・・・と感心していたのだが、水族館に近づくに連れて「特別な事情」があることを知った。。。ちょうどこの日は「マラソン大会」の開催日で、海洋博公園はその集合場所になっていたのだ。「市内のほとんどの人が参加しているんじゃない?」と思えるくらいの人数がこの公園に集合していたために、駐車場はもちろん満車。公園内とその周辺ではTシャツ短パン姿の老若男女がた〜くさんウォーミングアップ中だった。。。(ちなみに公園の駐車場は無料なので、マラソン大会等が無ければ、無料で水族館近くに駐車出来るはず)

海洋博公園

1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地に作られたテーマパーク。「太陽と花と海」をテーマに、沖縄のもつ亜熱帯の魅力を堪能出来るよう、さまざまな施設が設けられている。

 ← 沖合には伊江島が見える

イルカショーが楽しめる「オキちゃん劇場」、「ウミガメ館」「マナティー館」のような水族館、2000種を越えるランの花をはじめさまざまな熱帯、亜熱帯植物を集めた「熱帯ドリームセンター」、17〜18世紀の沖縄の村落を再現した「おきなわ郷土村」、3000人はゆうに遊べる「エメラルドビーチ」などが広大な敷地内に点在しており、ほとんどの施設が無料で入場出来る。そんな公園内の一画に2002年11月にオープンしたのが「沖縄美(ちゅ)ら海水族館」

他の施設には入ったことがあるので、今回の訪問の目的はこの水族館に入ること!

沖縄美(ちゅ)ら海水族館

沖縄周辺の海は、「巨大な暖流・黒潮」「珊瑚礁」「南西諸島の東西に位置する深海」の3つの要素により、生物の生息環境が形作られている。この豊かな海を、海岸から沖合、黒潮、深海へと旅する形での展示になっているので、まさにコバルトブルーの海深くに潜り込んで行くような体験が出来る。

そして目玉は、世界一の厚さを誇る巨大アクリルパネルで出来た大水槽と、この巨大水槽を利用した世界初の「ジンベエザメの繁殖を目指した複数飼育」。沖縄の海の素晴らしさと大切さを人々に伝えるためのメッセージを発信している。

イノーの生き物たち

「イノー」とは珊瑚の礁地を表す沖縄の方言。この水槽内の生物達は、実際に手に取って観察出来る。

私も子供達に混ざって水槽に手を入れて、いろんな形のヒトデやナマコを触ってみた(^_^)v

サンゴの海(左)と熱帯魚の海(右)

南の島でシュノーケルをした時に実際に目にしたのと同じ風景が広がっていて、とても精巧に再現されていることに驚いた。ディズニーのアニメ映画『ファインディング・ニモ』で一躍有名になった「カクレクマノミ」の水槽の前はものすごい人だかりだった。

 

黒潮への旅

複数のジンベエザメ、マンタ、キハダ、カツオ、サメ等の群れが泳ぐ大水槽。その規模は、深さ10m、幅35m、奥行き27mという圧倒される大きさ!水槽を見学している人間の大きさと比較すると、この世界一の水槽の大きさを感じられる。水槽内のところどころで小さな魚達が群れを作って泳いでいる様子が見られ、実際の黒潮の海の中の生態系がそのままに再現されている気がした。

ジンベエザメ

マンタ

 

サメ博士の部屋

コレは何でしょう〜?実はコレ、サメの卵。しかも剥製ではなく本物!!!

卵の中のサメの赤ちゃんが、時々ぴくぴくっと動く様子が見られる。

アクアルーム

身体ごと海に溶け込むようなゆったり気分になるアクアルーム。ジンベエザメやマンタが頭上を舞うように悠々と泳いでいく。

水族館内を一通り見学してふと時計を見たらPM1:00ちょっと前。ちょうど「黒潮探検コース」という上記の「黒潮の海」の巨大水槽を水上から観覧することの出来る人数限定ツアーの受付時間。かなりの人数が並んでいたが、とりあえず並んでみたら1時間後のPM2:00からのツアーに参加出来ることになった♪

黒潮探検コースの出発まで1時間。

手にスタンプを押してもらい一旦水族館の外に出て、「オキちゃん劇場」でイルカショーをちょっとだけ見学(無料)。

 

再び、水族館に戻って巨大水槽脇にある「カフェ・オーシャンブルー」で、タコスサンド(¥400)とパッションフルーツ生ジュース(¥400)でおやつ(?)を済ませ、探検コースの集合場所へ向かった。

PM2:00。「黒潮探検コース」へ出発。

巨大水槽を真上のデッキから眺める、ユニークでとても興味深い体験が出来るツアー。巨大水槽の見学だけでなく、生まれたばかりの魚達の水槽や、怪我をした魚の治療をする水槽などもあり、水族館の裏方を見学出来る。

飼育員さん(右端)の案内で見学

水槽真上の床はガラス張り

お!ジンベエザメがやってきた!

これが世界一の厚さ60cmのアクリル板の模型

参加費は無料だが、1日10回15人ずつしか体験出来ないツアーなので、参加したい人は事前の受付時間に並んで、チケットをもらわなくてはならない。ちょっとめんどくさいが参加する価値は充分にある!

沖縄美ら海水族館でたっぷり5時間を過ごしたあと、近くにある「沖縄の原風景」を見に行った。

備瀬集落のフクギ並木

備瀬集落には、家々を海風から守る防風林として「フクギ並木」が発達している。フクギは15世紀頃に東南アジアから移植された成長の早い樹木。

かつては沖縄のあちこちで見られたこのようなフクギ並木だが、今ではここ備瀬が本島内で最大規模の並木となっている。

並木道の見学は無料だが、駐車場が無いので車は海洋博公園に置いて徒歩で・・・。途中、「水牛車観光」の案内看板があったが、肝心のおじい達は全く仕事をする気が無い様子で、ゆんたく(井戸端会議)していた。当然、水牛も昼寝・・・(^_^;) そんな風景も「沖縄の原風景」だったりして?(笑)

その後、国道505号に入り今帰仁(なきじん)村へ向かった。