イングランド“プレミア”な旅 ('11.9.10〜16)

日目(9月13日) 〜その3〜

PM19:00過ぎにチェルシーFCのホームスタジアム「Stanford Bridge」に到着(^_^)/~

ずっとTVで見ていたあのスタジアムが目の前にある〜〜っ!

☆チェルシーFC公式サイト☆ → CLICK

ワクワクしながらチケットに記載された「East Gate」へ向かい、予想外に適当な手荷物チェック(笑)も無事通過し、いよいよ入場だ〜!と意気揚々と入場ゲートの機械にチケットのバーコードをかざしてみたものの・・・

ここまで来て、まさかのプチハプニング発生!! ・・・というか、shinjiにとってはきっと過去最大級とも言えるハプニングが発生!

なぜか入場ゲートの「赤ランプ」がクルクルと点滅(←通常は青ランプが点灯しゲートが開く)。・・・うん?(?_?)再度かざしてみるも、やはり赤ランプがクルクル回るだけ・・・。私のチケットだけでなく隣のゲートのshinjiのチケットも当然のように赤ランプがくるくる回っている・・・。

異変に気づいたスタッフがやってきてチケットを確認し、再度機械にかざしてみるも悲しいくらい赤ランプがくるくる回るだけ〜・・・(-_-;)

スタッフ:「バーコードがダメなのかな?Ticket Officeに行って見てもらって。」

そして、近くを通りかかった別のスタッフに声を掛けて、私達二人をofficeに連れて行ってやってくれとバトンタッチ。私は「もう目の前がスタジアムなのにぃ〜〜!」と思いつつも仕方なくスタッフの後を付いて歩く。。。途中で私達は更に別のスタッフにバトンタッチ(笑)。そして、ようやく到着した券売所では長蛇の列の「最後尾に並ぶように。」と言い残しあっさり去って行った・・・。

えっ!?こんな行列の最後に並べって??チケット持ってるのに???(@_@) そんな挙動不審の私達を見て(笑)周囲のサポーター数人が心配そうにチケットを覗き込んで来て、

「ココはチケット引き替えの人or買う人の列だよ。なんで並んでるの??このチケットは直接ゲートに行くんだよ。」

と、また別のスタッフを呼び止めてくれたので、そのスタッフに一生懸命ジェスチャー混じりでこれまでの経緯を話したが、やっぱり「このまま並べ」という態度。・・・もう、仕方ない諦めよう(T_T) どっちにしろこのチケットでは入場は出来ないのだから・・・。

長蛇の列に並ぶ事10分以上。やっと我が家の順番になった!!

窓口のお兄さんに問題のそのチケットを渡して事情を説明したら、「ちょっと待って。」と言いながらPCをパチパチと打ち込む・・・。すると一瞬、お兄さんの表情がちょっと変わった気がした。。。

「・・・このチケット、どうやって買ったの?(-_-;)」「いくらで買ったの?」「パスポート見せて。」

と、かなり不信感ありありの表情での質問攻め。間違いなく 「不正入手チケット」 と疑われている模様・・・。

この試合のチケットは試合日の本当に直前の販売だったので自力入手は困難で、日本の代理店を経由して購入した。その際に、チケットと一緒に下記のような注意書きの紙が添えられていた。。。

「こちらの試合のチケットの市場価格は現在大変に高騰しており、ダフ屋対策のため、試合前スタンド内座席にて係員からチケット入手経路を尋ねられる可能性があります。その際には <・・・途中略・・・> 額面価格以上で購入したとご回答頂いた場合、スタジアムから退場させられる事があります。」

この注意書きを見た出発直前当時は、「高い金額(手数料がメチャ高!)払ってるし、そんなめんどくさい事態には巻き込まれないだろう」とか「もし、そういう事態になっても口頭でなんとか説明出来るだろう」と思っていたけど、まぁ、一応念のために注意書きに書かれていた「チケット入手方法」をshinjiが英語に翻訳して紙に書いて持参していた。

・・・こういう緊急事態の時って、いざとなると母国語以外で伝えるのって結構難しい。変に慌ててしまい言いたい言葉の単語がスイスイと浮かんでこない(*_*) このままあたふたと変な説明をしていると更に疑われそうなので(笑)、事前に用意していたその紙を提出。

お兄さんはその紙を読んでやっと納得してくれたようで、「別に問題はないようなので、再発行しますね〜。」と、改めて別の紙にプリントアウトしたチケットを渡された。

あ〜ぁ、変に疲れた・・・(-_-;)。

さぁ〜て!これで無事にスタジアムに入れるはず!! しかし、順調に入場出来ていれば今頃は席に座ってkick offを迎えている時間!

PM19:40過ぎ。再発行されたチケットを持って走って走って先ほど赤ランプが点灯したゲートに到着。

係のお兄さんは私達の事を覚えていたらしく、「やぁ〜、戻って来たね〜!」と声を掛けてくれたけど、こっちはゼエゼエしていてそれに反応して答える余裕なし(笑)。そして、チケットを機械にかざすと見事に青ランプが点灯。良かった〜〜!やっと入れる!

PM19:45、や〜〜〜っと座席に到着。その席には既に太ったオジサンが座っていたけど、私達が来たのを確認すると後方へと去って行った。きっと空席だと思って移動してきて座っていたんだろけど残念でした〜(^_-)

ピッチでは既に試合が始まり2分が経過していた・・・。でも、メインスタンド2階2列目ド真ん中の席だったので、ピッチ全体の様子が良く見えて素晴らしい席♪

UEFAチャンピオンズリーグ:グループE チェルシー vs. バイヤー・レヴァークーゼン  2−0

我が家の予定では試合開始30分以上前には席に座り、選手達のウォーミングアップを見て、選手入場を見て、そして、チャンピオンズリーグのあの有名なテーマ曲を聴くはずだった・・・。

世界中のフットボーラーの心を揺さぶる【UEFAチャンピオンズリーグ・アンセム】を生で聴くのが今回の旅の一番の楽しみだったshinjiは、帰国後早々にチケット手配会社に苦情のメールを送ったのは言うまでもない(笑)。

「今までこんな事は一度も無く(問題なくちゃんと入場出来ていた)、初めてのケースです。」

との“返事だけ”だったけど。。。一応試合自体は観られたので手配会社に何の賠償も発生しないけれど、失った時間は戻らない・・・(-_-;)

日本のスタジアムではまだまだ「バーコード読み取り式」のゲートが普及していないので、未だに手で切って貰って入場するのが普通(笑)。 このスタジアムでもその方法で入場させてくれれば間違いなく間に合ったはずだが、こんな世界的なBigクラブのチケット。しかもUEFAチャンピオンズリーグの初戦チケットはかなりのプレミアチケットだから偽造でもされたらとんでもない事になるし、簡単な目視だけで適当に入場させていたらきっと大変な事になるのは理解出来るのだけど・・・。それでも間に合わなかったのはかなりの心残りになってしまった・・・。

ところで、肝心の観戦模様。チェルシーのサポーター達は基本的に静かに観戦していた。レッズや前日のQPRのサポーターのようにず〜っと唄っている事もなく、部分的に騒いでいる軍団もなく、スタジアム全体がとにかくジーっと試合を観ている感じ。 唯一、終始賑やかに歌い続けていたのは、対戦相手のレバークーゼンのサポーターだけだった。。。

☆余談ですが・・・ 我が家がこの時に観戦したチェルシーFCは、このUEFAチャンピオンズリーグ】という大きな大会を順調に勝ち抜いて行って、なんと☆優勝☆しました! そして、年末に日本で開催される【CWC(クラブW杯)】にヨーロッパのクラブチームの代表としてやって来る事になったのです!そんな大事な大会の初戦を直に観る事が出来てほんとラッキー♪

PM21:45、試合終了。

観衆の波に飲まれてしまい予定していた地下鉄の方面には出られず、Fulham Rd.沿いにある「Edith Grove」というバス停に到達。

・・・ここ何処?ちゃんとホテルに帰れるの??と、不安になる私の脇でshinjiは早速バス路線図と睨めっこ。このバス停を通るバスでホテル方面に向かうのは211番らしい。211番バスはホテル前の通りは走らないが、分かり易い「Victoria」を通るので、そこで降りられればホテルまで徒歩10分以内の距離。

が、こういう時に限って待っていない番号のバスばかりがやってくる(笑)。14番→414番→14番→14番 ・・・なんで14番ばかり来るんだ〜っ!!

PM22:08。や〜っと211番バスがやってきた。長時間待ったような気がしたが実際にはそうでもない(笑)。

乗車時間20分ほどでお目当ての「Victoria」で無事に下車したが、周囲は見覚えのない風景・・・(?_?)。地図で確認すると、どうやらホテルとは反対側の駅の端の辺り着いたらしく、キョロキョロしながら歩いているうちに見覚えのある風景が出てきた♪

PM22:45、駅から歩く事15分ほどで無事にホテルに到着。

案の定、昨夜電球が切れてしまった電灯はそのまま放置されていた・・・。レセプションに伝えるか部屋にメモ書きでも残しておけばきっと新しい電球に変えてくれるんだろうけど・・・まぁ、いいか(笑)。

そんなこんなで色々なプチハプニングに見舞われた1日も終了(-_-;)。