サンフランシスコ&シリコンバレー ('06.10.11〜18) 

 1日目(10月11日) 〜その2〜 

今回の旅行の全てが、「このサンノゼ空港で無事友達に会えるかどうか?」にかかっている。もしここで無事に出会えなければ、私は宿も無いし、何処にも行けないことになる・・・。

その前にまずは入国審査を無事に通過しないとp(^_^)q 私は今までいろんな国の入国審査を経験してるが、質問されたことは一度も無い。毎回、出発前に念のため入国審査時に必要な英会話は復習しているけど(^_^;) ・・・でも、「今回は絶対に聞かれる!」という覚悟でいた。ちょうど8月にアメリカに行ったばかりのネット友達“あっちゃん”の情報でもいくつか質問されたようだし、それに、他のネット情報によると、「観光で滞在先がホテルでない場合、不法滞在を警戒して入国審査の際に根掘り葉掘り聞かれることがある」という記載もあったので、今回、「友人宅泊」である私は、観光客としては極めて怪しい人物に分類されるしね(笑)。

早朝の到着便。しかも、サンノゼ空港のメインは国内線なので、この時間に到着している国際線は私の乗っていた便のみ。当然、入国審査場はガラガラ。でも、係官もほとんどいない状態で外国パスポート用の窓口はたった2ヶ所しかなく、しかも、機内で入国書類を書いてない人続出で通過に非常に時間がかかっていた(-_-;)。更に、私の前に居た女の子は滞在期間が長いらしく、いろいろと質問責めにあっていてなかなか終わらない。私の順番が来たのは、たぶん到着から30分くらいは経過していたと思う。

予想通り、パスポートを渡したら質問をされた。まぁ、良くガイドブックの後ろとかに書かれている英会話レベルの「滞在の目的は?」とか「滞在日数は?」とかだったけど。これくらいの会話は、私は何度もシミュレーションしていたので(笑)問題なし。心配していた「滞在先」については追求されなかったので助かった。 その後、指紋認証顔写真撮影。コレはガイドブックには書かれていないし(^_^;)、私としても初めての経験。 まず、小さなボックス内のガラス面に人差し指を乗せるよう言われたけど、どっちの手か言われなかったので、「右なの?左なの?」と確認して指紋採取(結局、両手とも採取)。その後、小さなカメラのほうを向いて顔写真撮影。全てコンピューター管理なので、きっと他の空港から出国するとしてもきちんと確認出来るんだろうなぁ〜と、感心しつつ、「とりあえず無事終了!」と思ったら、パスポートを返してもらう時に追加質問・・・というか雑談(笑)。係官「ひとりなの?」 私「これから友達に会う予定です。」・・・と答えたものの、「本当に会えるかどうかは疑問だけど・・・」と心の中で付け加えた(笑)。

AM9:55。入国審査場から階段を降りてすぐ場所にBaggage Claimが1ヶ所あった。既に私の荷物は回っていたのでピックアップして、その近くにあった自動ドアを出たら・・・いきなり空港の外だった。。。

「なに〜〜〜!?なんでいきなり外?」と私はひとりで大パニック!(@_@) 友達との待ち合わせは「1階Baggage Claimそばの自販機の前」の予定。私が事前にリサーチした時には、Baggage Claimにはベルトコンベアーが4列くらいあって、その近くに自販機があるはずだった。なのに、私が降り立ったココは全く違う風景。Baggage Claimは1ヶ所しか無かったし、自販機なんかは見当たらないし、なにより、私は外に出てしまっている・・・。待ち合わせ場所は絶対にココではない!一体、ココは何処なんだ???

う〜〜〜ん、どうしようか? ・・・とりあえず、ベンチがあったので座って落ち着いて冷静に考えてみることにした。ガイドブックの空港見取り図を見つめること数分・・・。どうやら私の乗った飛行機は国際線専用のビルに到着したらしい。待ち合わせ予定のBaggage Claimは国内線用のビル内にあるらしい。国際線用のビルの見取り図には「Baggage Claim」という文字が一切書かれてなかったので、私は(たぶん友達も)国際線も国内線も同じBaggage Claimを使用しているものと考えていたので混乱をまねいたんだと思う。地図にはま〜ったく書かれていないが、国際線は国際線専用のBaggage Claimと出口があり、私は今そこに居る。

ココまで理解出来れば、あとは私が約束の場所に居ればいいだけ♪・・・と思い、私はスーツケースを引きずり大移動。一旦、国内線ビルまで行きエスカレーターをのぼり、通路を渡り1階に降りたらBaggage Claimを発見!目当ての自販機も確認!(^_^)v ホッと一安心して、ベンチに腰掛けた。 (・・・が、今思えば、私がこうやって大移動などせず、ジーっと国際線ビルの外のベンチで待っていればもっと早く友達に会えたんだと思う・・・(^_^;) スイマセン、とにかくすぐ行動しちゃうタイプなので・笑)

友達との待ち合わせ場所はココでOK。時間は、私の乗った飛行機が空港に到着してから1時間後(友達はネットで到着時間を確認して出発)と約束していた。几帳面な彼女なので、きっと既に待っているだろうと思っていたけど、日本人の気配は全く無い・・・。「??? ま、交通事情もあるしね。」と、とりあえず約束の「1時間後」のAM10:20頃まではあまり心配もせずに待っていた。

AM10:20。約束の時間になった。

さすがに私も焦りだした(^_^;) いくらなんでも彼女がこんなに遅れるはずはない! 「あまり動かないほうがいいかな?」と思いつつも、Baggage Claimの建物内をウロウロ・・・。外に出て、外のベンチに座ってみてキョロキョロ。・・・う〜〜〜ん、やっぱり居ない!!! 彼女の携帯電話の番号は聞いてあったので、「電話かけてみようか?」と考え、公衆電話を探す。すぐに電話は見つかったもののプリペイドカード式。しかもそのカードは$20もするらしい!高過ぎる〜!!!・・・電話は諦めて、もう少し歩き回ってみる(笑)。

歩きながらふとひらめいた! もしかしたら、彼女が気を利かせて国際線ビルで待っていたりして???私が今居るBaggage Claimの建物と国際線ビルは道路を挟んでいる。私はBaggage Claimの建物から道路を挟んだ反対側のビルの方向を見てみた。 ・・・すると、「!!!」 数年ぶりに会うとはいえ、見た瞬間に直感で何かを感じた。さっき私が座っていたベンチに座っている日本人らしき姿。後ろ姿だけど絶対に彼女だ! 慌ててそっちの方に向かって走り出した。彼女も同じように何か気配を感じたらしく、立ち上がり振り返り、お互いを確認!・・・まさに感動の再会!(*^_^*)

早めに来ていた彼女は、やはり待ち合わせ場所が分かりづらいためにインフォメーションのお姉ちゃんに日本からの便の到着ロビーを確認したところこっちだと言われたので、国際線専用ビルのほうで待っていたらしい。私も一番最初は国際線ビルのベンチに居たので、たぶん、ほんのちょっとの差で行き違いになってしまったんだろう。私がそのままおとなしくそこに居れば、お互い無駄な時間を過ごさずに済んだのに。。。(^_^;) ま、とにかく、無事に会えて良かった・・・。

AM10:30。彼女の車に乗って空港をあとにした。

・・・ここで、これから図々しくも1週間も居候してお世話になる「彼女」について少しだけ・・・。 彼女“ゆたママさん”は、私の高校のブラスバンド部の仲間(*^_^*)。夏休み・冬休み・春休み等の授業がない時でもずっと練習や合宿はあったので、3年間、会わない日はほとんど無かったと思う。卒業後の進路も大学は違ったけど同じ薬学をめざし薬剤師になったので、高校の友人の中でも話が良く合うひとり。結婚して双子の男の子に恵まれ、2004年6月からご主人の赴任に付き添って海を渡りアメリカ暮らしをしている。

私のゆたママさんに対するイメージはずっと「お嬢様」だったので、アメリカで左ハンドル車を自由自在に乗りこなしている姿は全く想像していなかったけど、やはり「母は強し」なのか、それともアメリカ生活で鍛えられたのか?(笑)、助手席から見た彼女は見た目はかなり痩せたけど、とてもたくましく思えた。

そんなゆたママさんが組んでくれていた日程では、今日はこのままサンノゼ市内の博物館「Tech Museum」に行く予定だったんだけど、待ち合わせに時間を費やしてしまったので(^_^;)、このまま入館すると子供達の帰宅時間に間に合わなくなる。・・・ということで、急遽、予定変更。 団体ツアーだったらそのまま強行突破するところだろうけどネ(笑)。

一旦、家に帰り荷物を置いてから近所のスーパーやマーケットを巡り、ついでに昼食も摂ることにした。

まずはクラフトショップ「Michaels」(HPはこちら→CLICK英語サイト)。ちょうどハロウィン前の時期だったので店内はハロウィングッズや気の早いX'masグッズがいっぱい。そのあと、中国系マーケット「Marina Foods」。日本の食品も置いており、日系スーパーに比べ値段は少しお手ごろとのこと。そのあとは、オーガニック系スーパー「Whole Foods Market」(HPはこちら→CLICK英語サイト)。少しお高い食材等を揃えており、チーズコーナーやワインコーナー、アロマ関連商品、化粧品・サプリメント類も充実していた。そして、このスーパーはデリも美味しい♪ということで、ココで昼食(*^_^*)

サラダ、肉料理、パスタ等を、テイクアウトの人はプレート、持ち帰る人はボックスに好きなだけ盛り、その重量でレジで支払いをする。$6.99/1pd。

システムは簡単だけど、日本人にとっては「1ポンドってどのくらい・・・(?_?)」という感じ。ゆたママさんに聞くと、「1ポンド=約450g」。・・・でも、450gってどのくらい?(笑) 日本では「量り売り」する店なんてほとんど無いので、結局想像出来ずに、適当に食べきれる量を皿に盛った(笑)。一緒にコーヒー($3.99/1杯)も購入。

レジに並んでいる時に、他の買い物客のオバサンから声を掛けられた。「○△プレート、○△×?」。・・・“プレート”しか聞き取れてない(爆)。とりあえず、「プレートは向こうにあるよ。」と教えてあげたけど、オバサンは「違う違う!」と首を振る。どうやら「1プレートいくら?」とかを聞きたかったらしく、ゆたママさんが助け船を出してくれた。・・・それにしても、周りにアメリカ人はいっぱい居るのに、明らかに英語系の人種じゃない私に声を掛けないで欲しいんですけど・・・(-_-;) まだ頭と耳が英語変換になってないんだから!(笑)

店内で買った物は、店の外のオープンテラス席で食べることが出来る。時刻はちょうど昼時。全てのテーブルが埋まっていて空席が見つからない・・・(T_T) プレートを持ったまま困っていたら、近くに居た日本人親子が席を譲ってくれると声を掛けてくれた。ありがとうございます〜♪おかげで落ち着いて食べることが出来た。日本人同士ということで声を掛けてくれたんだろうけど、この時以外にも、ここまでに立ち寄ったスーパー&マーケット3軒全てでゆたママさんの友人に出会った。もともと日本人って助け合い精神あるほうだけど、あれだけ顔が広いと、何処かで何かあってもきっと誰かが助けてくれそうな気がする。きっとゆたママさんの人柄のおかげだよね(*^_^*)

PM1:30、ランチを食べながら時間を忘れそうなくらいしゃべり過ぎたが(笑)、双子クンのうち一人目“ぴかそクン”の帰宅時間になんとか間に合って帰宅。

日本のように自宅から個人個人で通学する訳ではなく、アメリカらしくスクールバスが家の前から送迎してくれる。・・・が、しかし!帰りの時間にお迎えの人が玄関に居ないと、子供を乗せたまま走り去ってしまうらしい(^_^;)。 通常は、違う学校とはいえふたりとも同じ時間(PM3:30頃)に帰宅するようだが、ちょうど私が滞在する期間中にぴかそクンの学校の面談期間が当たってしまい、いつもより2時間ほど早いこの時間に帰宅することになり、ゆたママさんは大忙しになってしまったらしい・・・(^_^;)

2人目の帰宅まで2時間ほど。ゆたママさんは夕食の下ごしらえ。私は・・・しばし休憩させてもらう(笑)。到着初日から「いきなり観光!」で博物館に行くよりは、近所のスーパー巡りでのんびり過ごせて良かったと思う。時差ボケや眠気はさほど感じてないけど、やはり初日からめいいっぱい飛ばすとあとがコワイ。。。お互い、昔ほど若くないしネ(笑)。

これから1週間お世話になる「ゆたママ邸」は、私の想像以上&憧れの雰囲気いっぱい♪ 玄関を入ってすぐのリビングは天井も高く、大きな窓からはカリフォルニアの日差しが燦々を降り注いでいる。らせん階段で昇った2階は子供用の部屋。1階2階ともにバスタブ付きのバスルームがあり、どちらの洗面台も大人がふたり並べるくらい広い!そして、バルコニーには私の憧れのパティオセット!更には、敷地内に居住者専用のプールもある!!! ・・・なんて羨ましい生活!!!このまま住み着いてしまいたい!(笑)

PM3:30、2人目“ましんクン”が帰宅。

帰宅したばかりのましんクンには申し訳ないが、再びお出かけに出発(笑)。薬剤師の私の為にゆたママさんが考えてくれたオプション(笑)。「ドラッグストアで処方薬をもらう」。・・・ということで、「ドラッグストア」というよりは「薬局もあるスーパー」という感じの「Safeway」(HPはこちら→CLICK英語サイト)へ。 アメリカの薬局の店舗内の様子や処方箋薬をもらうシステムは日本とは全く違うので興味深かった。薬局の面積はほんのちょっとで、日用雑貨やお菓子の面積が巨大!挙げ句の果てにはワイン売場まであるのにも驚いた!そのあとは、輸入雑貨&食材のお店(アメリカに居るのに“輸入”って変な感じだけど・笑)「World Market」(HPはこちら→CLICK英語サイト)。オシャレなワインラックや自分へのお土産候補となるかわいい調理用具をいくつか発見♪・・・でも、まだ初日なので買うのは様子見ることに(笑)。

PM6:00過ぎ。ゆたママ邸に帰宅。

夕食を済まし、シャワーを浴びて、PM9:00に子供達が寝てからは・・・“大人の時間”(笑)。ゆたママさんは「何にもないんだけど〜・・・」と言いつつも、チーズだけでなく即席でアボガドディップを作ってくれてマスカットワインで乾杯♪ 私の友達って何故かみんな料理上手。遊びに行くと何処のお家でも美味しい物を食べられるのがウレシイ(*^_^*)

私がゆたママさんに会うのは、彼女が渡米する前年夏の地元での同窓会以来。渡米直前の壮行会(?)も出席するつもりだったんだけど・・・その日、私は盲腸オペで入院中でしたので(爆)。 ・・・でも、数年のブランクがあるにもかかわらず、高校の青春時代(笑)3年間を一緒に過ごしただけあって話は全く尽きることがなくしゃべりまくり。何を話していたかは良く覚えてないけどネ(笑)。 

結局、3時間飲みながら話しまくり、PM11:30からのNHKニュースを見てから就寝・・・zzz 長い1日が終了。