サンフランシスコ&シリコンバレー ('06.10.11〜18) 

 6日目(10月16日) 〜その1〜 

AM8:30起床。私の為にせっかくの土日をあちこち連れ回された子供達は私よりも早く起きて登校したあとだった。ゆたママさんはそれよりも早い時間に起きて、子供達の朝食&お弁当を作って、洗濯まで済ませていた。ホント、「母は強し!」だわ。。。

朝食後、ちゃんとガイドブックに載っている(笑)サンノゼの観光スポットへお出かけ♪

ゆたママ邸からわずか20分ほどでサンノゼのちょっと郊外にある「Winchester Mystery House(ウィンチェスター・ミステリー・ハウス)」に到着。ガイドツアーに参加するのに指示された時間まで少し余裕があったので、そこから徒歩すぐの所にあるショッピングエリア「Santana Row(サンタナロウ)」に行ってみる。

 

 Santana Row 

2002年11月にオープンしたサンタナロウはおしゃれなショップやレストラン、映画館、ホテル、マンションが入っているシリコンバレー最大の複合施設。Stevens Creek Blvd.を挟んでウエストフィールド・ショッピングタウン・バレーフェア・モールの向かいにあり、ヨーロッパ風の洗練された上品な街並みには日本人の大好きなブランドやセンスのいいショップが並んでいる。

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カリフォルニアらしい開放的な雰囲気♪

そんなに広いショッピングモールではないけれど、オープンテラスのカフェやガラス張りのコスメショップや高級ブティックが、こんなお洒落な感じで並んでいる。毎週、日曜日の朝10時から午後3時までは、ファーマーズマーケットも開かれ、地元の生鮮野菜や果物をはじめ、ベーカリー、クレープ屋さんも店を出しひときわ賑やかになるらしい。

今回は早い時間(AM10:00前)に行ったこともありほとんどの店が開店前だったし、20分くらいキョロキョロしただけだったけど、各店舗を覗きながら買い物をして、アメリカンからイタリアン、アジアンまで他種類あるレストランの中でその日の気分でランチやディナーをしたりという過ごし方の出来るちょっとリッチ気分になれる場所かも♪

AM10:10。集合時間10分前に「Winchester Mystery House」に戻る。いかにも日本人的な私達!(笑)

 

 Winchester Mystery House 

一風変わったビクトリア調の巨大マンションハウス。1800年代後半、ライフル銃で財産を築いた富豪ウィチェスター家のサラ夫人が建設した豪邸。

彼女は一人娘と夫を相次いで亡くし、霊媒者に「この不幸はウィンチェスター社が製造した銃で殺された人々の呪いによるもの。その呪いを解くには、この先ずっと1日も休まずに家を建て続けることである。」と聞かされ、それ以来、彼女は大工と職人を毎日24時間1日たりとも休ませることなく、自分が亡くなる日まで38年間にわたって働かせたという。

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← Mansion Tourの集合場所。奥の扉から入館しツアーがスタートする。

ツアーは3種類(Mansion Tour & Garden Tour & Behind The Scenes Tour)あるが、160ある部屋のうち110部屋を回るマンションツアー(大人$21.95)に参加。ツアーは10分間隔くらいで出発している。

30人ぐらいずつ、ガイド付きで巡る約65分間の英語ツアー。英語ヒアリング苦手な人はパスしたいところだが、残念ながら「日本語ツアー」はない(^_^;) 迷路のような複雑な家の中を見学するにはこの英語ガイド付きツアーに参加するしかないと思う(^_^;) 個人で入館したらきっとこの家から出て来れない・・・。

調度品で飾られたティールーム かつて舞踏会が開かれた部屋 クラシカルなオーブン

↑上記の写真の部屋くらいはヨーロッパのお城などでも良く見かけるので、「至って“普通”でどこが“ミステリー”なの?」とも思えるが、この屋敷の“ミステリー”は以下のようなモノ。

この屋敷の部屋の数はなんと160部屋、窓が1万ヶ所、ドアが950カ所、暖炉が47カ所、煙突が17個、キッチンが6カ所!!!・・・数を聞いただけでも、どれほど巨大な屋敷であるか想像がつく。サラ夫人自身でさえも、地図がないと目的の部屋にたどり着けないほどだったらしい(笑)。 サラ夫人は欧米では不吉な数字とされる「13」という数字に何故か異常に執着していて、建て物の中には13段ある階段、13穴のある流し台、13のバスルーム、13の石畳、13本の椰子の木など、屋敷内外にこの数字にこだわったものが至る所に散りばめられている。

 天井に突き当たる階段 

・・・意味不明(笑)。取り憑かれた人の考えることは分からない(^_^;)

“不思議な階段”は、他にも普通の階段をわざと幅を狭くして細くクネクネさせていたりした場所もあり、ホントに「ただ作り続ける為だけに作った」んだろうなぁ〜・・・という気がする。 これを作らされた大工さんは一体どう思って作っていたのだろう?

 

 

 ドアの先は・・・吹き抜け 

ドアノブがあるからと勢い良く開けて一歩踏み出すと・・・床が無くて一階に転落してしまう。落ち行く先はキッチンの流し(笑)。

他の“不思議なドア”系のひとつには、部屋に入口と出口のドアがあり、出口のドアは反対側にノブが無い・・・。つまり一方通行の部屋で、一旦その出口ドアが閉まったらもうその部屋には戻れない。とか・・・(^_^;)

 窓の外は・・・壁 

一応、窓は開くのだけど、壁でふさがれていて外は見えない・・・(^_^;)

他の“不思議な窓”系は、窓の外を見てもただ向こう側の建物の壁しか見えず、しかもむこうの窓は塞がれている。とか・・・。 上下二段になっている窓が、外が見えるのは上のものだけで、下の窓の向こうは壁面。とか・・・。

 戸棚の扉を開けると外の廊下 

一見したところ普通の戸棚の扉。が、開けると廊下・・・。この屋敷内では、そこにあるものが目に写る通りのものである保証が全く無い。

他にも、上下がさかさまになった柱などもあり、いちいち「なぜだろう?」と考えていられないほど屋敷内は不思議だらけ! ガイドのあとに付いて歩いていても、5分くらいで自分の位置間隔が完全に失われる。この複雑怪奇な家は、ガイドの案内がないと絶対に脱出不可能!

ツアーの中盤でマンションの一番上の部屋に到着。

バルコニーから外を見ると、まるで模型のように複雑に入り組んだ部屋の屋根が見える。キッチン、タイニング、ベッドルーム、ゲストルーム、サンルームなどをどんどん付け足した様子が分かる。

「Garden Tour」(←人間ガイドではなくオーディオガイドらしい)のチケットで見学出来る範囲は、Mansion Tour」終了後に自由に見学出来る。少しだけ歩いてみたが、屋敷内だけでなく庭の広さもスゴイ!・・・庭には“ミステリー”は無かったけど(笑)。

家を取り囲むビクトリー様式ガーデンは、隅々まで手入れされていて散歩コースとしても最適。

“ミステリー”以外での見所は他に、「ティファニー社」製特注ステンドグラス「ウィンチェスター社製」ガン(銃)コレクションとかもあった。また、13日の金曜日とハロウィーンの時期には懐中電灯でのツアーもあるらしい・・・。夜間、小さなライトだけで巡る館内・・・想像しただけでコワイ・・・。本当にウィンチェスター社が製造した銃で殺された人々の呪いがあるかどうかは分からないが、あの家で夜に迷子にだけはなりたくないと思う(-_-;)。

ところで。肝心な“英語ツアー”についての感想だが・・・。ガイドさんのタイプや訛りにも寄るだろうけど、今回、案内してくれた小太りのオバチャンガイドさんはかなりスピードが早くて、普段の生活で常時英語に触れている訳ではない私にとってはちょっと大変だった(^_^;) 時間も1時間以上と長い為、前半はオバチャンの近くで一生懸命聞いていた私だけど、30分過ぎたあたりから集中力が欠けてきて突然ヒアリングが出来なくなり、後半はツアー客の後方から付いて歩くことにした(爆)。私の英語能力もまだまだだわ・・・(^_^;)