カンボジア ('16.2.11〜14)

日目(2月12日) 〜その1〜

AM6:40、今日は朝から晩まで1日ガイド付きツアーなので早めの起床。

身支度を整えて部屋のドアを開けたら、そこには掃除道具を持ったメイドさんが立っていてビ〜ックリ!(@_@)。我が家の部屋の掃除のために待機をしていた訳ではないようだが、まだ朝7時よ!こんな早朝から働いているなんて感心しちゃう。(^_^;)

← レストラン

天井も高く、フロアは広々。天井や壁にはアンコール遺跡の画が描かれていた。

レストランの窓からの風景 →

金曜朝なので会社に向かう
車やバイクがいっぱい!

朝食はビュッフェ式。

各メニューの札に日本語が併記されていたので、日本人宿泊客が多いホテルなのかも。

鶏肉のフォーや焼きそば、中華粥、サラダやフルーツもあった。やっぱり“アジア飯”は栄養バランスも良いし、なにより安心感があるよね〜♪

AM7:55、ツアーのお迎え予定時刻5分前にロビーへ。ガイドさんはすぐにやってきた。アジアはさすがに時刻に正確だわ!

我が家は最後のお迎えだったようで、ワゴン車の車内は既に日本人が満載(笑)。今日1日担当してくれるのは女性ガイドの「バーミヤンさん」。日本語ペラペラ〜♪

車が動き出してすぐにバーミヤンさんが「あと2人、いいですか?」と言ってきた。これには車内全員がび〜っくり!(@_@) だって、車内は「ハネムーン1組」+「3人組の親子2組」+「我が家」=10名で既に満席ですよ!ど〜見ても、座席が空いてないと思うんですけど??このガイドさん、本気で言ってるのかしら!?無理矢理詰めれば座れなくもないけど・・・ 1日ぎゅうぎゅう詰めでの移動は正直厳しい。これには全員一致で「無理です〜〜〜っ!」(笑)。

バーミヤンさんは「でもぉ、会社から言われてるので〜、、、」と少々駄々をこねてたけど、「やっぱり無理ですよね」と諦めて、一旦車を停めて会社に電話をしていた。待つこと数分、「あとの二人は他の車に乗せてもらえることになったので、この人数で行きます。」という話に収まった。

AM8:35、アンコール遺跡の入場券を購入するため、チケット売り場に到着。

チケットの種類ごとに列があるようだけど、人が多いこともありゴチャゴチャ!なのに案内も少なくて、ガイドさんがいなかったら全く別の列に並んでいたかもしれない・・・(爆)

我が家は今日明日の2日間必要。「1日券」×2回購入も「3日券」も金額は同じなので「連続3日券US$40」を購入。

窓口でチケット代金を支払い→写真撮影→チケット受け取り と流れ作業で進むので時間はそれほど掛からなかった。 背の低い私にとってはカメラがちょっと高い位置にあったので、見上げているような変な写真になっていた(笑)。

AM9:00、一旦ワゴン車に戻り移動して、最初の見学はアンコール・ワットの北西にある「タ・プローム遺跡」

 

Ta Prohm(タ・プローム) 創建年代:1186年

東西約1km、南北約700mのラテライトの壁に囲まれた広大な敷地の中にあり、建立当時、僧院には5000人余りの僧侶と615人の踊り子が住んでいたと伝えられている。ここは自然の力を明らかにするために樹木の除去や本格的な積み直しなどの修復の手を下さないまま据え置かれてきた。

西門・東門どちらからでも入れるが今回は東門から入場。こちらが正規の入り口

塀の内側は崩れたまま

東門の木
巨大なスポアン(溶樹)が回廊を踏みつけている

血管のように絡まる木
スポアンの根の上にさらに別の植物の根が張り巡らされ毛細血管のように見える

最も有名な巨大木
南西側の回廊を踏みつけ今にも押し潰しそう

中央祠堂

中央祠堂の周りの壁は美しいデバター像の宝庫!

アンパンマンのレリーフ?(笑)
いえいえ、「蓮の蕾」を表現しているそうです(^_-)

恐竜のレリーフ

テレビや雑誌、いろんな方の旅行記で何度も見ていたスポアンに浸食された遺跡は、実際に間近で見ると自然の驚異を直に感じられる。当時の最高の建築技術をもって造られたであろう寺院も自然の力には全くかなわないと感じた。 「修復の手を加えない」のも大切だと思うが、近年この原則が限界に達しつつあるそうで、このままだとある日突然樹木に踏みつぶされて遺跡が全部崩壊してしまう。美しいレリーフ等、出来れば今の状態で保存して行って欲しいと思った。

約1時間だけの駆け足での見学。でも、個人で見学したら完全に見逃していたであろう細かいレリーフの数々を教えてもらえたのは「日本語ガイド付きツアー」のメリットだったかも♪

AM10:10、「王宮」の近くの駐車場に到着。

バイヨンから北へ向かう道に沿って、東西600m、南北300mの周壁に囲まれた位置にアンコール期を通じて王宮があったとされている。

王宮の塔門

王のテラス
外壁にはガルーダとガジャシンハが交互に並んでテラスを支えるような彫刻が施されている

象のテラス
3つの頭を持つ象が蓮の花を絡め取る彫刻が刻まれている

Baphuon (バプーオン) 創建年代:11世紀中頃

「隠し子」という意味を持つこの遺跡は三層からなるピラミッド形寺院で、かつてはバイヨン寺院よりも高かった(高さ50mくらい)と言われている。

ガイドさんから「登りたい方、いますか〜?」と聞かれ、私は思わず手を挙げそうになったのだけど、ツアーメンバーでは誰一人としてビクとも動かず・・・。さすがに挙げそうになっていた手を引っ込めてしまった・・・(^_^;)。やっぱり日本人だね、ワタシも(笑)。

2011年にすべての修復工事が終了し中央祠堂すべてが見学可能になったピラミッド形遺跡は遠目からの外観の見学のみで終了。残念〜〜!(涙) 次は フリーで行って絶対に登ってやるっ!!p(^-^)q

Bayon (バイヨン) 創建年代:12世紀末

アンコール・トムの周囲約12kmの城壁内の中央にある寺院。

伽藍は対称形で、東西軸上に突き出したテラスがある東面が正面。二重の回廊で囲まれた伽藍の内部は、外観と違ってとても複雑。外光がほとんど差し込まない地下のような場所も多い。

「観世音菩薩」の四面塔は、テラスに49、5つの塔門を入れると全部で54もある。

← 一番有名な「京唄子似」(笑)の菩薩様

バイヨン寺院のレリーフは必見!→

第一回廊には当時の暮らしや戦いの様子が分かるレリーフが連なる。

ここバイヨン遺跡ではざ〜っとガイドさんと一緒に巡ったあとにたった10分だったけど自由時間を取ってくれたので、もうちょっとゆっくり見たかった場所に行ったり出来たので満足度高い♪それほど大きな遺跡ではないけれど、とても複雑で見応えのある遺跡だった。

 

AM11:30、一旦ワゴン車に乗り南大門の前で写真ストップ。

南大門

橋の欄干の先にはナーガの彫刻

南大門に向かって左側が神々(↑の写真)、右側に阿修羅の像が並ぶ

AM11:40、アンコール・ワットの西塔門の近くにあるレストランに到着。

団体ツアー専門のレストランのようで、入店時には誰もいなかったけど徐々にいろんな国のツアー客がまとまって入店してきていた。

飲み物はツアー代とは別なので、各自で注文。「アンコールビール」はUS$2

カンボジア料理の「アモック」(雷魚のココナッツミルク蒸し・下段左)は甘酸っぱくてクリーミー♪「ソムロー・カリー」(ココナッツミルクカレー・下段中央)もまろやかで美味しい〜!!