中国(上海〜蘇州〜杭州) '08.3.18〜21

2日目(3月19日) 〜その2〜

PM1:40。昼食を食べた刺繍研究所からバスで10分程で次の観光スポット「寒山寺」に到着。

 

 寒山寺 Hanshan Temple 

蘇州の旧市街から西に約5km、蘇州駅南南西3kmにあり、寒山拾得の故事で名高い寺。唐代の詩人張継(ちょうけい)が詠んだ漢詩「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」の石碑があることで知られる。全盛期の寒山寺の面積は広大で、巷間で「馬に乗って山門を見る」と言われるほどであった。当時、北方から訪れた旅行者の多くは、まず寒山寺を参詣してから蘇州の市街に入ったという。

← 蘇州の除夜の鐘で有名な鐘楼。鐘をつくことが出来るらしい(有料)。

言い伝えによると、「除夜の鐘の音を聴くと10歳若返る」という何ともありがたい御利益があるとのこと。

 普明宝塔 

境内東端、最奥に所在する高さ52メートルの木造の塔で、唐の楼閣式仏塔を模したもの。

塔の上から見下ろした風景

塔内の天井

赤や緑等の原色使いで彩り鮮やか!

この五重塔、一番上の楼まで階段で昇ることが出来る。 ガイドさんから、「登りたい人は登って来ていいですよ。」と言われたので、・・・私は先頭になって登ってみた(笑)。こういう塔には足腰が丈夫なうちじゃないと登れないしね(^-^)b 年輩のメンバーが多かったので挑戦したのはほんの数名だけ(^_^;)。  階段の幅は狭いけど、イタリア・フィレンツェのドゥオモのクーポラよりは階段幅は広いし傾斜もそれほどでも無かったと思う。(←南仏&イタリア旅行記参照) 日本のお寺の五重塔と良く似た構造。頂上から見える景色は・・・? あまり見晴らしは良くないし、特に綺麗な景色でもないし・・・(-_-;) 今回は各自でチケットを買ったりはしてないけど実際には別料金(5元)らしいので、個人旅行で来ていたらたぶんわざわざ登らないと思う・・・(爆)。

寒山寺は、中唐の詩人で政治家でもあった張継の七言絶句「楓橋夜泊」によって広く知られている。その漢詩の書かれた石碑。

月落烏啼霜満天 江楓漁火対愁眠

姑蘇城外寒山寺 夜半鐘聲到客船

← 趣味で漢詩の詩吟をやっているというオバチャン。どうしても現地で詩吟をしたかったと・・・。オバチャンの夢が叶いましたネ!

私は世界史や漢詩には疎いので、ま〜〜ったく知りませんが(^_^;)、この詩は都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江にかけられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁のために眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったもので、かなり有名みたい。。。

 

PM2:15。寒山寺から5分程で、再びショッピング場所へ。

 蘭莉園刺繍研究所 

中国最大規模の「刺繍研究所」で、研究所内には大型の伝統工芸の特色のある作業場と展示ホールがあり、変化に富んだ色々な刺し方で作る精密な刺繍工芸が見られる。

特筆すべきは、裏表全く違う柄の刺繍作品。精緻、優雅で、国内外の見学者から称賛されている。

まずは刺繍してる様子を見学。一つの作品は一人の人が最初から最後まで担当していて、朝から晩までずーっと刺繍をやってるそうだ。・・・目が悪くなりそう。。。製作過程を見た後は展示室へ移動。たかが「刺繍じゃん!?」と思っていたけど、・・・まぁ、見てビックリ!!有名な「モナリザ」「ひまわり」のような精巧な額縁作品も凄かったけど、私が驚いたのは「両面刺繍」。普通、「刺繍」と言うと布の裏側は糸がグチャグチャで見られない状態でしょ?(笑) でも、この研究所の作品は表も裏もちゃんとした絵になっている!! シルクスクリーンに刺繍されてる猫の絵は表面と裏面で毛の模様や目の色が違う!(@_@) 初めてみる技術にかなりの衝撃を受けた私は、展示室を出た後の「お土産ゾーン」で、思わず小さなついたて式の作品を買ってしまった(笑)。(→参考ページはこちら

これで蘇州観光は無事終了。バスに乗り夕食を食べに上海に戻る。・・・メインは楽しみにしていた「上海蟹」だ〜♪

PM5:00。バスに揺られること1時間半くらいで上海に到着。

「さぁ〜、蟹だ〜〜!」と思っていたのに、夕食のレストランの予約時間まで1時間程余裕があるらしい。・・・って事で、急遽予定追加。予定が追加されるのはうれしいけど、連れて行かれたのは「100円shop」ならぬ「100元shop」(^_^;)。ガイドさんは「お薦めは真珠クリーム3個100元と、その場で彫ってくれる印鑑です。」と言っていたけど、店内は完全に日本人観光客のみがターゲット(笑)。よ〜く計算すると「100元=1500円程度」。天津甘栗チョコレートが1箱1500円!・・・コレって高いでしょ(^_^;) たくさん買い込んでいるオバチャンは居たけど。。。

PM6:00。レストラン到着。 やっと上海蟹にお目にかかれます♪

上海蟹は、中国では大閘蟹(ダージャーシエ)と呼ばれていて、上海近くの湖や川で獲れるモズクガニの一種。小ぶりで1匹が200〜250g程度。・・・上の写真の湯飲み茶碗のサイズと比べると良く分かると思うけど(^_^;)、日本の蟹と比べると、まるで蟹のミニチュア(笑)。私のげんこつくらいのサイズ。1人1杯ずつ皿の上に置かれたけど・・・、食べ方についての店員さんからの説明が全く無く、しかも経験者が一人も居ない(爆)。 でも、「・・・とりあえず解体しないとネ。」とみんなで四苦八苦しながら解体。 私の感想・・・身がほとんど無い。何処を食べるの?蟹ミソもほとんど見つからない。タレの甘みが強すぎて蟹の味が全く感じられない。

全員の解体が終了した頃に店員さんがやって来て、「蟹はキライなの。」と食べ残していたメンバーの蟹を使って解体実演開始。・・・今さら、遅いっ!!(怒) (正式な解体の仕方はこちら

上海蟹の旬は10〜12月頃なので、この時期はあまり美味しくないらしい・・・と、覚悟はしていたけど、ちょっと裏切られた感じ・・・(-_-;) もし、また食べるチャンスがあるとしたら、是非、旬の時期に試してみたい。 

 

PM7:10。夕食終了後、オプショナルの「上海雑伎団」を見に行く人とホテルに戻る人に分かれた。私は上海雑伎団は前回見てるのでホテルに戻るグループに。

ホテル到着がPM7:50。まだ寝るには早い(笑)。ダンナからは「夜、ひとりでウロウロしないように!!」とキツク言われていたのだけど・・・。

・・・そんなの無理っ!(笑) 散歩がてら近くのデパートへ。エスカレーターに乗り、各フロアを覗き見しながら5階まで行ったらスーパーを発見!! スーパーの入口付近で店員のオジチャンに声掛けられたけど、中国語なので意味が分からず「???」顔していたら、「・・・(-_-;)。いいよ、行きなさい。」という仕草(笑)。 スーパー内を少しウロウロしてからホテルに戻った。

ホテルに戻ったら、夕食の上海蟹が足りなかったのか何故か空腹(^_^;) 前日の機内で貰ったスナック菓子が残っていたのでそれを食べ、ちょうどTVで「UEFA Chanpions League R.マドリード vs ASローマ」がやっていたので観戦。新しいデジカメの使い方を説明書で勉強。 ・・・その後、就寝 (=_=)zzz