南の島・フィジーでバカンス♪('03.8.7〜14)

3日目(8月9日)〜その1〜

マナ島での朝食は、メインダイニング「ママヌサレストラン」でビュッフェ形式で摂る。一般的なメニューが並ぶが、ジュースとフルーツはやっぱりトロピカル♪

そして一番の目玉は、専任のおばさんが好きな調理法で目の前で焼いてくれる卵料理。一人分に卵2個を使用した具だくさんのオムレツは特に有名。

おこぼれをもらいに鳥たちが寄ってくる

朝食後、早速「シュノーケルセット」と「ライフジャケット」(全て無料)を借りてきて、ノースビーチへ繰り出す。

特に珊瑚の種類が多いというノースビーチだが、サウスビーチに比べるとリーフの端まではかなり遠いので、泳力が必要。干潮時なら歩いてリーフの端ギリギリまで行けるが、珊瑚がたくさんあるため素足では危険!!!

・・・ということで、秘密兵器登場(笑)。shinjiは昨年から愛用している「泳げるサンダル」を、今年は私も購入して浅瀬になった海へジャブジャブと入って行った。このサンダル。裏は硬めのゴム製で、ゴツゴツした場所も歩けるし、履いたまま泳ぐことも出来る優れ物。

このサンダルがないと、絶対に珊瑚のあるポイントまでは辿り着けないと思う。

まずは膝下くらいの深さまで歩いてみる。歩きながらふと気付くと、足下から何か「バリバリ」とした音が聞こえる。。。

「!!!大変!」

やや死にかけではあるが、足下にたくさんの珊瑚があるではないか!まさかこんな深さの場所に珊瑚があるとは思わなかったので、知らずにいくつか踏んでしまっていた・・・ゴメンナサ〜イ(>_<)

これ以上珊瑚を踏みつけないように気を付けながら腰ぐらいの深さまで歩き、ここでシュノーケル開始♪

海中には、想像を超える素晴らしい景色が広がっていた。

右の写真をclickして、一緒にシュノーケルを楽しんでください♪ →

ただでさえひと気の少ないノースビーチ。日本以外では「泳げるサンダル」は売ってないようで、干潮時には本当に誰も居なくなる。

あのサンダル。。。リゾート内の売店で売ったら大好評になると思うのだが、珊瑚を踏んでしまったこの私が言うのもなんなのだが(-_-;)、私のように気付かずに珊瑚を踏んでしまうことになるので、天然の珊瑚達を守るため、この島の人達もそして観光客の人達も、あのサンダルの存在にこのまま気付かないでいて欲しいと思った。。。

第1回のシュノーケルを存分に楽しんで、一旦砂浜に戻り休憩。

波の音を聞きながらビーチでのんびり・・・極楽♪

↑ ビーチの様子は上の写真をclick♪

 

第2回のシュノーケルタイムを楽しんでいる最中にその事件は起こった。。。

泳ぎがあまり得意ではない私にとって、ライフジャケットがあるとは言っても、いろいろと不自由がある(苦笑)。そんなに深い水位ではなかったので、ちょっと一息つこうと足を地面に着こうとした。が、かなり段差のある珊瑚の上に足を着きそうになり、ガクッと体制と崩してしまった。足のスネの辺りが擦り傷だらけになったが、それほど痛いとは感じていなかった。。。

shinjiのほうは水中デジカメで撮影をしていたが、カメラを保護している透明ケース内部が曇ってきて、とうとう海水が入り始めた。「一旦、浜に戻る。」というshinjiに頷いたものの、なんとな〜く左足の指先が痛いのに気が付いた。水中メガネの中から自分の左足を見て愕然!!!親指の爪が欠けて血がゆらゆらと漂っているではないか!!!どうやら、「泳げるサンダル」のおかげで足の裏は怪我をしなかったのだが、爪先部分の空間から親指がはみ出ていて、さきほど体制を崩してコケた時に切ってしまったらしい。血を見たその瞬間から急激に激痛が走り始めた!

もう、シュノーケルなんてやってる場合ではない!

リゾート内には看護婦さんが常駐してる「医務室」がある。うるうる(;_;)しながら左足を引きずり海からあがったが、医務室の場所が分からない!痛いし、血を見て気が動転している私には、医務室の場所をノロノロ探している暇はない。近くに居た日本人従業員さんに声をかけ医務室の場所を聞いたが、「ちょうど今、休憩中なんですよね〜・・・」と呑気な返事。うっそ〜!フィジー人の看護婦さんが時間通りに医務室に戻ってくるのかもあやしい・・・。もう半ベソ状態。しかも追い打ちをかけるように、傷を見た従業員さんは私に向かって「その傷痛いの?」だって。。。完全に被害妄想なのだが、「たいしたことないのでは?」というような感じに聞こえ、ちょっとムッとしてしまった。。。

今すぐに看護婦が居ないなら意味がない。「仕方ない。自分で手当しよう!」と、私は部屋の前で待っていて、shinjiに部屋のカギを取ってきてもらうことにしたのだが、こういう時の時間の流れは異常に遅い!!!あまりの痛みのために、急いで戻ってきたshinjiに対してブツブツ文句を言いながら、部屋のカギを開け手当開始。激しい痛みと絆創膏に滲む自分の血を見ながら、「まだ2日目なのに〜!あと3日、どうしろって言うの〜!」と、さきほどの涙とは違った意味でウルウルしたのだった・・・。でも、きっと珊瑚を少し壊してしまった罰が当たったに違いない。。。

数時間後、私がちょっと落ち着いてから、shinjiがボソッ・・・と「“今すぐ救急車を呼ばないと助からない!”くらいの勢いだったよね・・・」と言っていた。私はそれくらいの大騒ぎをしていたらしい。。。(苦笑)