南ドイツでスポーツ!&オーストリア日帰り&オランダへ再挑戦! (2003.2.21〜3.2) |
Koog-Zaandijk(コーフ・ザーンダイク)からAmsterdamCS(アムステルダム中央駅)に行くのに、ひとつ気になる問題があった。。。
空港で買った切符には「Schiphol ⇔ Koog-Zaandijk」と記載されてはいるのだが、実は、アムステルダム中央駅は、空港からKoog-Zaandijkまでの最短ルート上にはなく、途中で分岐した先にあるのだ。・・・ってことはもしかしたら、この切符だけでは「中央駅」に行けないのかもしれない?でも、東京都内の周遊切符みたいな切符かもしれないし。。。いろいろ考えたあげく、どうせ10分くらいしか乗らないのだから、検札が来たらその時はちゃんと説明をすればいいよ♪ということで、AmsterdamCS行きの列車に乗り込んだ。
そして、無事(?)検札も来ないうちにAmsterdamCS(アムステルダム中央駅)に到着。
東京駅のモデルにもなった19世紀からのゲートウェイ。ネオ・ルネッサンス様式の巨大な赤レンガの建物は、アムステルダムのシンボルのひとつ。1889年に完成し、それまでの旧港に代わりこの街のゲートウェイになった。中央駅に向かって左側の塔には、時計のように見える風向計が付いている。
駅前から見える St. NicolaasKerk(聖ニコラース教会) ローマンカトリック教会で1887年に建造され、オランダ版サンタクロースの教会。聖ニコラースはオランダのサンタクロースと呼ばれ船乗りの守護聖人。毎年11月には、聖ニコラースの入場祭というパレードが盛大に行われます。
・・・今回は入場はしませんでした・・・
まずは、駅前にあるインフォメーションセンターへ行ってみる。
センター内はゲートウェイ都市のインフォメーションらしく、いろんな言語を話す人々でごった返していた。
私達もその外人さんの列に加わり、トラム(路面電車)の1日券(5.5ユーロ)を購入。 |
トラムのチケットを手にして、アムステルダム観光に出発!
アムステルダムのトラムは市内を回るものだけでも、中央駅から放射状に出る路線と、環状線のようにぐるりと町を回る路線を合わせて計16路線がある。しかもトラムの駅は、日本の電車の駅のように駅名が大きく書かれているわけではなく、ホームも少し段差がある程度。当然、券売機や改札もない。更に、路線図にも細かい駅名は書かれていない。なので、乗る場合は自分の行きたい場所を走っているトラム番号を地図で確認し、その番号のトラムが通過している駅から、やって来たトラムの番号を確認して乗車しなくてはならないので、かなり複雑(>_<)。。。でも、旅行客に優しいこの街には、上記16路線以外に20番のCircle Tram(サークルトラム・別名ツーリストトラム)という路線もあり、主要観光地を結ぶトラムが中央駅を起点として時計回りと反時計回りの2方向に運行している。
なので、観光客の私達にはこの20番が一番簡単だろうと考え、中央駅前のトラムのホームで20番の到着を待っていた。・・・が、待てども待てども、何故か20番だけが来ない!!!真冬なので、もしかして休業中?仕方なく、徒歩で「Dam(ダム広場)」へ向かうことにした。
「アムステルダム」という街の名前はこの広場から生まれた。
西に王宮、北に新教会、東に戦没者慰霊塔(←左の写真)のあるアムステルダムの中心地。1270年ごろ、アムステル川を堰き止めるダムがこの地に建設されたという歴史を持つ。鳩が多く、観光客のメッカ。 |
Koninklijk Paleis(王宮)黄金時代の歴史を伝えるオランダ王室の迎賓館。 スペインとの戦争が終わり、オランダ共和国が正式に承認された1648年に着工され、1655年に完成。当初は市庁舎だったが、ナポレオンに占領された時に王宮となった。その後返還され、現在は王室の公式行事のための迎賓館として使われている。 |
続いて、有名な「Van Gogh Museum(ゴッホ美術館)」を目指す。
ダム広場からゴッホ美術館へは2番か5番のトラムで行くことが出来るが、上述の通り、駅名は書かれていないし、細かい駅名のアナウンスはないので、路線図と周囲の風景とを確認しながらの乗車。運河をいくつか越え、右へ左へと曲がりながらトラムはどうやら目指す場所に到着。意外なことに、下車する人は少なかった。美術館もガラガラなのかな?と思ったが、やはり有名な美術館。入り口には長蛇の列!!!普段なら、並ぶことが大嫌いなfu-koは諦めるレベルだったが、今回だけは諦めるわけにはいかない。頑張って列の最後尾に並んだ。
大規模な改修工事中だったこの美術館は、99年6月に新しく建設された新館とともにリニューアルオープンした。新館は日本人建築家の黒川紀章が設計を担当した。シルバーグレーの外観は未来の帆船のような姿をしており、圧倒的な存在感。ゴッホの主な活動拠点はフランスだったが、遺族によりオランダ政府に寄贈され現在に至っている。作品200点、素描580点、書簡750点以上にも及ぶ作品を収蔵している。(入場料9ユーロ)
↑ 左側の写真をclickすると、館内へ入れます♪
さすがに有名な美術館だけあって、4階建ての本館+3階建ての新館の内部はものすごく広いし、観覧客もものすごい人数!あまりの広さに途中から足が痛くなり(>_<)、結局、ゴッホ以外の作品はほとんど観ることが出来なかったが、それでも気が付いてみれば2時間近く見学していた。とても見応えのある美術館だった。
このあと、すぐ近くにあるオランダ最大の美術館「アムステルダム国立美術館」で、レンブラントの「夜警」を観たかったのだが、足の疲労と時間の関係で断念。。。