初の香港だし、観光ポイントを効率よく回るには「ツアー観光」にする方が自力で移動するよりもお安いということもあり、団体行動が苦手なfu-koだが、この日は1日おとなしく連れ回されることになった。
ってわけで、この日もツアー観光ではお決まりの早朝の集合。朝食が外のレストランで「朝粥」ということもあり、私の日常では考えられない「AM7:00にホテルロビーの集合」と前日に説明があった。このホテルの「モーニングコール」は部屋の電話ではセット出来ず、フロントに電話してお願いするらしいことは事前に調べて知っていたのだが、フロントにお願いするのもめんどくさいので、自分の携帯電話のアラームを集合時間の30分前のAM6:30にセットしてあった(もちろんきちんと時差も考慮して・笑)。
・・・が、しかしAM6:00、熟睡している私達の部屋の電話が突然鳴った!寝ぼけまなこで「Hello?」と電話に出てみたが、ただ単にメロディーが鳴っているだけだった・・・。どうやら親切なことに、ガイドさんが勝手にフロントにモーニングコールを予約してくれていたらしい。。。確かに団体行動だから遅刻は厳禁!だとは思うけどさぁ・・・(^_^;)。もちろん、後30分しっかり眠り、携帯電話の目覚ましでAM6:30に起床。
AM7:00 ホテルロビー集合。既にガイドさんは待っていて、バスに案内される。昨夜のマイクロバスとは比較にならないくらい豪華なバス♪
その後、数軒のホテルをハシゴして10人弱を乗せて香港島側に渡り、「上環(Sheung Wan)」にある朝食会場へ到着。私達が案内されたテーブルには、既に数人の日本人客が食事を始めていて、テーブルの上は既に荒らされている状態だった・・・。どうやら、他のツアー客を他のバスが案内して来ていて、1ヶ所のレストランでまとめて食事をさせるらしい。
アワビ入り朝粥と点心の朝食・・・のはずだが、肝心の「鮑」の姿は??? 「春巻き」がおいしかったが、全体的に油物が多い。 中華なので仕方ないけど、朝から油っぽいのはちょっとね〜。 |
食後、レストランの近くに有名な古い建物があると、ガイドさんが特別に案内してくれた。
1906年に建設された当時は、生鮮品を売る市場だった。政府の認可のもと、保護され再復活した。大々的な修復の後、1991年に再オープンし、現在は中国の工芸品や土産を扱っている。16の織物店や中華料理店もある。 レンガ造りでアーチ型の窓を持つ建物は風格があり、建造物としても充分に価値がある。 中国っぽいお土産探しには最適のマーケットらしいが、残念ながら、まだ開店前・・・。 |
その後、私達2人は他のバスに乗り換えるように指示された。
乗り込んだバスは合計27名の大団体様!昨日の成田では「2人きり♪」のはずだったのに・・・。どうやら、日本の旅行会社数社分の客を、香港の旅行会社がまとめて案内する形になっているらしい。こんな大人数で移動するなんて、高校の修学旅行以来かも!?ともかく、最初の観光場所、「湾仔(Wan Chai)」にある中国返還式の会場となった見本市会場に向かった。
1997年7月1日、中国返還式典に使われた建物で、5つの展覧ホール、2つの会議ホール、52の会議室を有する。
海側に立つ金色の紫荊花の像 香港返還の日に中国政府から寄贈された物。 更に海側にあるシーサイドプロムナードは、潮の香りと心地よい海風に包まれて、のんびり海を見ながら散歩したい気分になる。 |
10分程の写真タイムの後、再びバスに乗り込むとガイドさんから、「これから、モーニングクルーズに向かいます。」という説明があった。
「モーニングクルーズ?そんなの日程表に書いてなかったぞ?このバスに乗っている他のツアー会社で申し込んだ人を送って行くのか?」と思っていた。しかし、ガイドさんは特に問題もない様子で、「船に酔いやすい人居ますか?ボクは酔うのでコレ塗ります。」と言いながら、結局全員に小瓶に入った自分用のタイガーバームのオイルを少しずつ分け与えて、こめかみと鼻の下に塗るように指示していた(←この方法、なにげにホントに効果があるみたいです。現に、船に弱いfu-koも全然問題ありませんでした!)。バスは香港島内をどんどん南下して「香港仔(Aberdeen)」に到着。既に待っている船に乗るように言われ、どやどやと全員で乗り込んだ。
再びバスに乗ると、「次は、スタンレーマーケットへ向かいます。」だって。。。
またまた私達の日程表には書かれていない場所。もしかして、今、一緒に巡っているメンバーの中で一番高い誰かの日程表に合わせているのか?もしも、私達の日程に合わせていたら、さっきのクルーザーが組み込まれたツアーの人は文句を言うに違いないもの!これってもしかして、私達にとっては、とてもラッキーだったのかも!?
海辺の明るくエキゾチックな街にあるマーケット。欧米人客が多いので、テーブルクロスやアクセサリー、カシミアやシルク製品のお店が多い。
スタンレー名物の、彩りがとても綺麗な「花文字」のお店も数軒ある
お土産に良さそうな物がたくさんあったのだが、なにしろツアーなので時間が足りない〜!
続いて1950年代のハリウッド映画「慕情」の舞台として有名な海岸「レパルス・ベイ」へ・・・。
東洋的な建物は見あたらず、西洋の香りのする洋館や超高級リゾートマンションが点在する海岸。太陽がさんさんと降り注ぎリゾート気分いっぱい。広々とした砂のビーチには波が打ち寄せ、地元の人にも観光客にも人気!天后廟という寺院には、漁民を守ってくれるという女神・天后像(ティン・ハン・ジュウ)が立っている。
天后廟の入り口(写真をclickして中へどうぞ・・・)
あいかわらずツアーなので時間制限があって、慌ただしく写真を写しまくって終わり。ココではもう少し時間を取って、海が見渡せる有名なちょっとリッチな「The Verandah Restaurant(ベランダ)」で、お茶でもしながらのんびりしたかったなぁ・・・。
さて・・・。この先はアジアのツアー観光ではお決まりのお店巡りの始まり。あ〜めんどくさい!時間がもったいない!けど、仕方ない・・・。