お気楽女2人旅 香港編 

 3日目(11月24日)その1

この日は1日自由行動日。前日のツアー観光で疲れ果てたために、朝はゆっくりめのAM8:00起床。

幸いなことに前日のような頼んでもいないモーニングコールはなかったので、たっぷり休めた。昨夜、コンビニで買っておいた朝食を食べながら、1日の予定を話し合う。宿泊していたホテルは九龍側、旺角(Mong Kok)「女人街」の近くにある。とりあえず、前日あまりブラブラ出来なかった「尖沙咀(Tsim Sha Tsui)」で街歩きをして、夕方からホテル近辺をウロウロすることに決定。

AM9:00。ホテルを出発。

尖沙咀まで一気に地下鉄で南下してしまう方法もあったが、とりあえずまだまだ元気なので、徒歩で向かうことにした。ホテルを出てすぐ、女人街の通りを覗いたが、当然何もない。道路に屋台の番号が書かれているだけで、建物も何もない普通の道路だった。この道路がガイドブックで見たあの賑やかな屋台街になるとは信じられない。。。

ホテルを出て、ネイザン・ロード(Nathan Rd.)に出る。よく写真で見るあの派手な看板のある香港の通りも、早朝は普通の道路。通りの店もほとんど開いていなかったが、徒歩でのんびりと南下する。途中、油麻地(Yau Ma Tei)にあるお寺に立ち寄る。

 

天后廟(Tin Hau Temple)

油麻地のちょうど真ん中にある天后廟は、漁民の守り神「天后」を祀っている。ここは、朝から晩まで騒音で息もつけない油麻地の中では別天地!入り口の公園では、おじさん達が昼寝や将棋をする姿があり、とてもひっそりしている。

中央に祀られている「天后」は、

小さな桃色の顔をしている。

 

AM10:00。予定通り尖沙咀に到着。まず、大きなショッピングセンター「海港城(Harbour City)」に向かった。

・・・が、とてもひっそりとしている。日曜日だから「全店休み」ってことは絶対にないはず???日本のデパートの感覚だと「朝10時開店」というイメージだが、香港は違うらしい・・・。ショッピングセンター内のどの店も、まだ開店前。ほとんどの店が「11:00 OPEN」とか「11:30 OPEN」とか書いてあった・・・。私達の行動開始時間はちょっと早かったらしい(^_^;)

ハーバーシティから眺める香港島側の高層ビル群。

写真中央に一段と高くそびえる建設中のビルは、完成すると香港一高い建物になるとか・・・?

ハーバーシティ内のお店が開店するまで、近くの開いている店を探した。すると、すぐ近くに「裕華國産百貨」という店を発見。この店は中国系デパートの老舗で、店内は種類豊富な中国色のお土産が、とても安い値段で売られている。日本へのお土産探しにはもってこいの店。この店で、お茶やお菓子などのお土産を買い込み、昨日立ち寄ったDFSをもう一度巡るが、やはりDFSは物価が高い〜!(笑)。

その後、やっとハーバーシティーに戻る。

海港城(Harbour City)

九龍サイドのスターフェリー乗り場から廣東道に沿って広がる巨大ショッピングセンター。総店舗数700店とその規模は最大級!

とにかく広いし、店は多いし、迷路のよう。。。なので、まずは、マップをもらって表示板を確認しながら歩く。私は、ブランド物にはあまり興味はなく、歩き回った中で一番おもしろかったのが「シティスーパー(City'super)」。世界の食品を扱う大型スーパーで、歩いているだけで楽しい♪食品以外にも、化粧品、雑貨、ベーカリー、そして香港最大クラスの規模の書店、世界中の料理が食べられるフードコートもある。

昼食は、このハーバーシティー内のフードコート「クックド・デリ(Cooked Deli)」で、食べることにした。

広い座席スペースが中央にあり、周りを取り囲むように世界各国の料理の小さな店が並んでいる。日本のデパートでも良く見る風景。ひとつ違うのは、料金支払いのシステム。店舗ごとに注文するまでは日本と同じだが、支払いは注文時に渡される紙切れを持って、中央のレジで支払う。で、そのレシートを持って、店に戻って注文の品を受け取るというシステム。(まあ、そんなに難しくはないことですが。。。)

私は迷わずに、旅行前からの目標、「坦々麺」の店を探した。お目当ての坦々麺はすぐに見つかり、注文しようとオバサンに声をかけた。私が「坦々麺」と言うのと同時に、オバサンも「坦々麺!」と言って来た!これにはビックリ!以心伝心?それとも、私の顔に書いてあったのだろうか???(笑)ついでに、「坦々麺は、良く売れるの?(←もちろん英語)」と聞いてみたら、「そうね♪」と頷いていた。きっと日本人が良く注文するメニューなのだろう・・・。

念願の「坦々麺(HK$38)」♪

麺はとても細くて日本の「そうめん」みたいな感じ。

上に乗っている肉味噌(?)は、めちゃくちゃ辛い物を想像していたが、それほど辛くはなかった。

「珍珠」入りのソーダ水付き。

 

食後も、引き続き歩く歩く!

旧九龍駅時計塔(Clock Tower of Old Kowllon Station)

スターフェリー乗り場の前に立つとすぐに目に飛び込んでくるレンガ造りの時計塔。

中国の広州と九龍を結ぶ九廣鉄路が1916年に完成して以来、九龍駅のシンボルとして活躍してきた。その九龍駅は1978年に移転してしまったので、この時計塔が当時の名残として残っている。

この日、塔の下には長蛇の列が出来ていた。どうやら塔の内部に入る列らしかったが、待ち時間が長そうなので私達は並ぶのは辞めておいた。

・・・が、帰国後知った事実。この塔は2002年1月から日曜日だけ塔の上部へ登れるらしい!しかも10:00〜18:00まで、15分ごとに15人までという限定らしく、コレを知って私はとても後悔したのだった・・・。下調べはきちんとするべきだった!

海濱公園プロムナード

潮の香りと太陽の光を浴びてとても気持ち良い♪

プロムナード下で、釣りをしているオジサンを発見。バケツの中には小さな魚が1匹。気になって覗いていたら、別のオジサンも一緒に覗き込んだ。ちょうどいい♪「この魚、英語では何て言うの?」と聞いてみた。私の言っていることは伝わった様子だが、魚の英語名は分からないらしい。「じゃ、中国語だと?」と再度質問すると「ライマー」という返事が返って来た。そばを通り過ぎた子供達も、バケツの中を覗き込んで同じ「ライマー」という言葉を言っていたので、この魚は「ライマー」らしい。。。しかし、この魚。引き続きオジサンに聞いたところによると、味はイマイチだそうな・・・(^_^;)

オジサンと別れ、今度は、前日の観光中に何度も前を通り過ぎずっと気になっていた「AMAZONZ」と書かれた建物に入ってみることにした。

ガラス張りの建物の中には、熱帯植物園風の植物が見えていた。私はてっきり「植物園」だと思い混み、ワクワクしながらガラスの扉を開けた。そこには警備員のお兄さんが立っていたが、特にチケットブースみたいな物はなく、そのお兄さんも入り込んだ私達を引き留める様子もない。。。実は、この建物、普通のショッピングセンターだったのだ(笑)。しかも、熱帯植物が飾られているのは、通りから見える部分のみ。一応、熱帯風の色鮮やかなオウムが数匹大きな鳥籠の中に居たが、な〜んだ・・・とガッカリ。。。一通り巡ってから一旦ホテルに帰ることにした。

私は、一度地下鉄に乗ってみたかったのだが、行きに「地下鉄」の話題を持ち出した時に、なんとな〜くひびきsanが不安そうだったし、たいした距離でもないので、再び、徒歩でネイザンロードを北上することにした。

朝歩いた時とは違い、とても賑やかなネイザンロード。歩く人々も増え、車の通りも多くなっていた。途中、頼まれていた化粧品を探すために数軒の化粧品店に立ち寄りながら、PM3:00過ぎにホテルに到着した。