メキシコ ('15.9.5〜9.12)
2日目(9月6日) 〜その1〜
AM6:30。私の旅としてはかなり早い起床時間。今日は混雑が予想される場所へ向かうので早めの行動が必要なので仕方ない・・・(^_^;)
7:00に地下1階のレストランに行ったら既に大混雑!こんな早朝の海外のホテル朝食ですぐにテーブルに案内されないなんて初めてかも。列に並んで待つこと5分くらい。
順番が来て、ちょっと太めの優しいおじさんウエイターがスペイン語で何やら話して来たので「?」顔をしたら、すぐに「Room No?」と英語対応に変更(^_^;)。 一応「0」から「10」くらいまでのスペイン語は覚えていたけどそれ以上の数字は覚える時間が無かった!(>_<) 部屋番号の「1202」を英語で答えたら、「それはスペイン語で “doce cero dos”(12・0・2)だね」と教えてくれた♪
私にしては珍しくこの日の朝食の写真が無い!!寝ぼけてカメラを持参するのを忘れたのかな?(笑)
← 部屋から見るメキシコシティの夜明け
朝食ついでに恒例のランチ用のサンドイッチを作って(笑)、AM8:00に世界遺産「テオティワカン遺跡」に向けて出発(^-^)ノ
事前リサーチ中に 「メキシコシティは治安が悪く、長距離バスに密かに強盗団が乗り込んでいて、大渋滞でパトカーがすぐに来れないような状況を狙って乗客から金品を奪って逃げる」 などというかなりコワイ情報も見かけたので(-_-;)、当初はメキシコ滞在中は個人移動はなるべく控えて現地OPツアーに申し込もうと考えていた。
でも、「テオティワカン遺跡」のOPツアーは 結構高額で、自力移動での総額と比較すると10倍くらいする!!今回のメキシコ旅行でこの日の予定だけはかな〜り悩んだ(^_^;)。自力で行った経験のあるNET友達の“あっちゃん”に も相談してみたけど、別に問題や不安も無く行ってこられたようなので、「え〜〜い!行ってしまえ!!」と自力で行く事に決定!(笑)
ホテル→(徒歩)→メトロ1号線「Insurgentes駅」→「Balderas駅」で3号線に乗り換え→「La Raza駅」で5号線に乗り換え
AM8:42、迷子になったりすることもなくテオティワカン行きのバスが出る「Autobuses del Norte(北バスターミナル)駅」に到着。これだけメトロを乗り継いでも一律たったのM$5(40円程度)!メキシコのメトロ、激安〜!!
ターミナル到着からバス乗車までの流れが詳しく書かれたサイトを見かけなかったので、ちょっとこまめに写真を撮ってみました(笑)。
メトロから出てすぐにバスターミナルがある
ターミナルに入って左奥から2番目、カウンター上に青いピラミッドの絵が書かれているちっちゃい窓口がテオティワカン行きのチケット売り場 片道M$44(往復M$88)。往復割引は無いらしい(笑)。スペイン語+英語で購入出来たけど、4枚まとめて渡されて何がなんだか分からずその場で確認したら、左側2枚が行きのチケット(2人分)、右側が帰り用と判明。 「SALA8」から入場するとすぐにボディーチェック有り。手荷物検査用のX線機械もあったけど使用してなかった。ちょっとチェックが甘いのでは?(-_-;) 検査場の先にはバスがずら〜〜〜っと並んでいたけど看板も無くてどのバスだかさっぱり分からない!自分で探すことはせずにすぐに近くにいたドライバーさんに聞いて(笑)「7番」と確認 このバスで〜す♪日本の観光バスのような行き先表示は一切無し。フロントとサイド部分に青色の小さなピラミッド模様が描かれているのが唯一の目印かな?
AM9:08、定刻より8分遅れでバスは出発。 「座席指定」という情報もあったけど実際には「自由席」だった。
出発前に制服を着たオバチャンが乗り込んできて空席にチョコレートを配っていた。 あら♪乗客にお菓子のサービスだなんてメキシコのバスって太っ腹ネ〜!(*^_^*)
と喜んだけど、既に着席していた私には配ってくれなかった。「え〜〜!?なんでぇ?(?_?)」と思ったが、出発直前にそのオバチャンが戻ってきてそのチョコを回収!! ・・・そうです、ただの売り子さんでした(^_^;) そのチョコが欲しい人はお金を払う、要らない人は返却、というシステム。もし、知らずに既に食べてしまっていたら支払うしかないって事ね(笑)
海外のバスとは思えないほど座席はふかふかでリクライニングもちゃんと出来て乗り心地上々(^_^)b。後方にWCもありました♪
10分ほど走った所でバスは停車。テオティワカンに向かうバスに乗車できるもう1ヶ所の停留所:メトロ3号線「Indios Bardes駅」。もちろんデザートの売り子さんも登場(笑)。その合間にバス会社のスタッフがビデオカメラ片手に乗り込んで来て乗客の顔を撮影していた。これは強盗への抑止力だそう。
意外とたくさんの乗客が乗ってきたので通路に立ち乗りの状態で、そのあとバスはノンストップでテオティワカンまで。 山の斜面にびっちりとパステルカラーの住宅が建ち並ぶ光景は中南米ならでは♪
AM10:00、ドライバーさんが「Piramide〜」と叫んだ場所で下車。
私は最初のこの停留所で降りるのが普通だと思っていたけど、予想外に下車した人はほんの数人だった。みんなの目的地は「遺跡」ではなくて「テオティワカンの街」なのかな? ・・・ここで下車した人が少なかった理由は数時間後に判明する(^_^;)
左側の小屋がチケット売り場。小屋の前にオジサンが立っていて遺跡入場のチケット(M$64)を立ち売りしていた チケット売り場の先にゲートがあってチケットを提示。その先にずら〜っとお土産屋さんが並んでいて、「ホトンドタダ〜♪」というあやしい日本語で商売していた(笑)
さて♪いよいよ世界遺産「テオティワカン遺跡」の見学スタートです!
メキシコシティから50km北にあるテオティワカン遺跡は、紀元前2世紀頃建造されたメキシコ最大の宗教都市国家。巨大なピラミッド都市を建設したのはテオティワカン人と呼ばれる人とされているが、彼らがどこから来たのか?そして8世紀頃の謎の滅亡とともに何処に消えてしまったのか?は、今も解明されていない。
Puerta1から入場すると、左手に見える山の手前に2つのピラミッドが見える。 正面奥にあるのが「月のピラミッド」、その右手前が「太陽のピラミッド」
この遺跡、実は毎週日曜日はメキシコ人は入場無料なのだ。
そのため日曜に行くとかなり混み合うという情報だったので、出来れば日曜を避けたかったのだけど、旅程上、この日しか行けない・・・(-_-;)。行く前は、かなり混雑して時間を取られる事を覚悟していたが、想像以上に広大な遺跡だったので、とりあえずこの時間帯では全く混雑は感じられなかった(^_-)b
まずはPuerta1の正面に建つ「ケツァ ルコアトルの神殿」へ。
Temple de Quezalcoatil (ケツァルコアトルの神殿)
推測される当時の姿 → |
広〜い広場の奥にピラミッド
ピラミッドの手前には「前神殿」の急な階段があり、そこを登り切ると目の前にピラミッドが現れる
上部は崩壊しかけておりだいぶなだらかになってはいるが、下方の階段や彫刻は比較的綺麗に残っていた。 前日に「国立人類学博物館」で見たあのレプリカの実物が今、私の目の前にある!! 博物館のレプリカに比べると鮮やかな色は落ちてしまっているが、部分的に微かではあるが赤や緑の色が残っていて、極彩色に彩られた当時の姿を思わせる。
ピラミッド前の狭い空間が団体客の解説場所になってるようで、何組も集中して来ていて、そこここでガイドさんが大声で説明していた。それを階段に座って聞いているグループも多かったので、ピラミッド前での移動も結構大変だったし、その聞き取れない言語での説明は(笑)個人旅行者にとってはかなり煩わしく感じた・・・(-_-;) 四方を囲む城壁→
遠くに見える2つの大きなピラミッド →→
さて、「月のピラミッド」まで真っすぐに延びる「死者の道」をひたすら北に向かって歩きます♪ テオティワカンを南北に貫くこの「死者の道」は、正確には北から東の方向に15度30分だけ傾いており、道は北端と南端では2.7mの落差があり緩やかに傾斜している。見た目は真っ直ぐな直線道路にしか見えないが、実際には何ヶ所も階段を登ったり降りたりしてアップダウンが結構あった。
そして、この道の距離は約2km!! 歩き切れるかちょっと心配していたが、道の周囲にはさまざまな建造物もあるし、変な日本語を話すお土産の売り子さんもいたりしたので、飽きる事もなく歩けた♪
・・・でも、やっぱり足腰が丈夫なうちに来て良かった〜!(^_^;)
← 「死者の道」の西側にあった多層の建造物の遺跡 少しずつピラミッドに近づいて来たけど
まだまだ歩きます! →
こっちの神殿跡は入場見学が可能♪ 階段の上にはきっと神殿が建っていたんだろうな〜。立派な蛇の彫刻も綺麗に残っていました。 噂には聞いていたけど、この遺跡、とにかく日陰が一切無いっ!! 日焼け止め、帽子や日傘は必需品だし、遺跡内では飲み物の販売はしてなかった(入口の売店には売っていた)ので、見学開始前に必ず飲み物を確保しておかないと脱水症状を起こします(*_*)
AM11:30、見学開始から1時間以上が経過。途中、遺跡の小さな日影で1回休憩を取って、やっと「太陽のピラミッド」の麓までやってきました!!