メキシコ ('15.9.5〜9.12)

2日目(9月6日) 〜その3〜

PM15:00、「Indios Bardes駅」からメトロ3号線に乗り「Hidalgo駅」で2号線に乗り換え「Zocalo駅」へ向かいます。

今日は朝早くに出発したし、遺跡内を歩き続けて疲れていたので、バスを降りたあと一旦ホテルに戻って休む事も考えたのだけど・・・ たぶん一度休んじゃうと外出する気が失せそうだったので(^_^;)、一気にメトロでメキシコシティ中心部まで行ってしまおう!

ちょっと心に余裕が出来てきてメトロ車内を隠し撮り(^_^)v → 

メトロ車内はまたもやいろんな売り子さんが出たり入ったり。今度はギター&笛のおじさん2人組が乗ってきてラテン音楽の演奏が始まった!販売ではなくチップがお目当て。メキシコのメトロはちょっとしたエンタメ施設だわ(笑)。

PM15:30、「Zocalo駅」到着。

駅から出ると目の前には広〜い広場「Zocalo(ソカロ)」

メキシコシティの中心部に当たるソカロ周辺は歴史地区でもあるので、観光の見所が集中している。ソカロに面して北側に「メトロポリタン・カテドラル」(左の写真)、東側に「国立宮殿」 。

とりあえずこの2つを見学しましょ〜♪

Catedral Metropolitana(メトロポリタン・カテドラル)

メキシコにある全てのカトリック教会を統括する総本山的な施設。コルテスがメキシコにおけるキリスト教布教の主座として1563年に着工させ、1681年に100年以上に歳月をかけて完成した。バロック様式の重厚な内部装飾で覆われ、その装飾にメキシコ独特の文物が描かれているユニークなもの。

奥行き109m、幅59m、高さ65mとかなり巨大で、南北アメリカ大陸では最大級の教会。建築期間に100年も掛かっているので、ルネサンス+メキシコ風バロック+新古典主義といろんな様式が混ざっている点がなかなか興味深い。 内部は16の礼拝堂と祭壇、金で覆われた装飾品、絵画や彫刻などを見ることが出来るが、ヨーロッパの教会を見慣れているとそんなに大きな感動は無いかな?(^_^;) 柔らかい土壌のため1990年代に安定化工事をしたものの現在も建物自体は傾いているらしいが、外部から見ても内部に入ってもそんな傾きは全く感じられなかった。

 

Palacio Nacional (国立宮殿)

アステカ時代にモクテスマ2世が居城としていた場所に建つ。その居城をアステカの征服者コルテスが破壊し、植民地の本拠として宮殿を建て、その後、17世紀に大改築を経て今日の姿になった。毎年9月15日の独立記念日の前夜にはソカロに面した宮殿バルコニーに大統領が現れて、「メキシコ万歳!独立万歳!」と叫び、ソカロに集まった数万の市民がこれに唱和する。

宮殿の入口には入場待ちの列が出来ていたので、最後尾に並んで待つこと数分。

入口のスタッフは英語は全く話せないようで(-_-;)、スペイン語でIDカードの提示を求められた。列に並んでいた人がみんな免許証のようなカードを出していたので 予想が出来たけど、国立の建物なのに英語が話せないのってどうかと思うわ〜(爆)。

我が家はメキシコのIDカードは持ってないのでパスポートを提示。確認したらすぐに返却されるのかと思ったけど、2人分とも回収されて近くの窓の中のスタッフに預けられ、代わりに左の写真のようなカードを渡された。 ・・・管理がどのようになされているのか一抹の不安が・・・(-_-;) (見学無料)

重厚な建物の入口を入ると回廊に囲まれた中庭がある

この宮殿の見所は、この正面階段から回廊の壁の半分を埋める壁画!
以前はこの階段にも昇れて間近で壁画を見られたみたいだけど、現在はロープが張られて進入禁止(^_^;)

ディエゴ・リベラの最大の壁画『メキシコの歴史』。広大な宮殿の壁全てを壁画で埋め尽くそうという壮大な構想は途中で中断してしまったらしいが、アステカ時代から現代メキシコまでを巨大なパノラマで鳥瞰する雄大な叙事詩はリベラの最高傑作!

回廊の半分を覆い尽くす鮮やかな色合いの巨大な壁画の数々はかなり見応えあった。見学者もそれほど多くなかったので、1枚1枚をじっくり時間を掛けて見学出来たのも良かったかも♪ まるで美術館のような壁画を無料で見学できるなんてメキシコの大統領って太っ腹!!

順路に沿って見学終了後、出口でIDカード引き替え用のカードを係員に渡すと名前を聞かれ、こんな事務机の上に無造作に並べられたIDカードやパスポートの山の中からゴソゴソと探して無言で返却された・・・(^_^;)

IDカードはABC順に束になっていて、パスポートは数冊しかなかったので名前の確認だけで返却(爆)。結局、きちんと顔写真も確認せず名前だけで返却するなら、預けた時に渡された赤いカードの意味が無いじゃないか〜っ!?管理が ずさん過ぎる・・・。こんな適当な保管&返却方法で、私のパスポートがちゃんとそこにあったのが不思議なくらいだわ(-_-;)。

PM16:50、ちょっと歩いた所にあるアステカ帝国の神殿跡「テンプロ・マヨール」にも行ってみたかったけど見学時間が17:00までだったので断念。じゃ、ソカロに戻りましょう〜

スペインの植民地だった事が分かるヨーロッパっぽい街並み♪こういう通りを特に目的もなくぶらぶらするのが好きなんだけど、ちょっと時間が足りないわ〜。もう1日滞在時間があったら街歩きだけのために当てたかったかも☆

9月15日の独立記念日が近いので、街の至る所でメキシコ国旗の緑白赤の3色を使用した小物を売っていたり、大きなオブジェが建っていたりと賑やかな雰囲気で見ているだけでも楽し い♪(*^_^*)

そしてふと気がつけば、周囲に警察官がた〜〜〜くさん立っているではないか!(@_@)! 独立記念日の式典に向けて警備が強化されているのか な?パトカーも数台駐車していたし、ソカロをぐる〜っと取り囲むように数m間隔で警察官が立って目を光らせていた。これだけ警察の目があれば、万が一、スリや強盗にあったら大声出せばすぐに助けてもらえるネ。安心安心(^_^)v

PM17:00、「Zocalo駅」からメトロ2号線→「Pino Suarez駅」で1号線に乗り換え→「Insurgentes駅」で下車。今度は迷子にならずにソカロから40分ほどでホテルに到着。

前日は部屋に無料でミネラルウォーター(500ml)が2本が置いてあったけど、この日は無かった。

そして、ふと部屋の隅のほうを見てビ〜〜〜ックリ!(@_@) 私のスーツケース が完全Open状態で放置されてるではないか〜っ!! 一瞬焦ったものの荒らされた形跡は全くないので留守中に泥棒に入られた訳ではない。・・・単に私が開けっ放しのまま出かけただけ(笑)。 貴重品はセーフティBOXに入れてあったし、そこには着替えくらいしか入ってなかったので、ゴソゴソ探しても 価値のある物は何も入ってなかったのだけど、あまりにも不用心過ぎるね、ワタシ(汗)。いくら旅慣れてると言っても、今後コレは危険なので気をつけます、ハイ。。。(^_^;) きっと部屋の掃除に入ったスタッフも、あまりにもオープン過ぎて盗むというより笑えたかもね〜(^_-)

空腹だったので、ランチの残りのパンをかじりながらガイドブックを読んだり旅メモをまとめたりしている私の横で、shinjiは昼寝・・・zzz

PM18:50頃から雷がゴロゴロ鳴りだし、一気にスコールがやってきた。

どうしよ、夕飯食べに出掛けたいのになぁ・・・。スコールが止むのを待つこと40分。時刻は19:30になり、空腹もそろそろ限界。今日は昨日のようにスコールが止む気配が無いので、諦めて傘を差してホテルを出発。かなりのどしゃ降りだったのであまり遠くまで歩きたくない。事前にクチコミリサーチしてあったレストランの中から徒歩数分圏内にあるメキシコ料理のお店「La Casa deTono」に行ってみたが、ぱっと見ただけでも10組以上が店の外で待っていた。この大雨の中、外で待ちたくないなぁ。。。

次に、到着時にガイドさんから貰ったメキシコシティのおすすめレストランMAPに書かれていたタコスのお店「Tacontento」に行ってみた♪

まず、店の入口にあったメニューを見てみる。 ・・・スペイン語onlyで英語併記無し。何がなんだかさっぱり分からん(爆)。でも、スコールのせいで道が川のようになり始めてるし、次の店を探して歩き回るのもめんどくさくなってきたので入ってみる。

テーブルに案内され、テーブルにあったメニュー表の裏表を確認してみたがやっぱりスペイン語only(^_^;)。すぐにウェイターさんを呼び止めて、英語で「英語メニュー」があるか聞いてみる。

英語が通じたのかどうかあやしいウェイターさん(^_^;)。私が何度か言い直してやっと「Speak English??」と聞き返され「Yes!」と答えると、お兄さんは英語メニューを持ってくる訳ではなく厨房にいたコックさんに声を掛けた。そしてそのコックさんはこっちを確認後、手を拭きながらトコトコとやってきた。どうやら英語メニューは常備してなくて(^_^;)、このコックさんが英語でメニューの通訳をしてくれるらしい♪

このコックさん、ホントに親切で一生懸命説明してくれたけど、部分的に訛りもあって100%ヒアリングは出来なかった・・・。でも、コックさんのオススメを聞いたりしながらなんとかオーダー完了(^_^)v いやはや、まさかメキシコの首都のド真ん中のレストランで、メニューに英語併記が無いだけでなく英語メニューすら無く、さらに英語が話せないスタッフがフロアで働いているとは・・・!!今までたとえ英語が通じないスタッフだとしても英語メニューが無かった事はないので、“世界にはこういう街もあるのねぇ〜”と大変勉強になりました。(^_^;)

← 店内の雰囲気

各テーブルにセットされているサルサ色々♪→

タコス2種 左:ビーフ(M$13) 右:「パストール」と呼ばれる豚肉の味付け肉withチーズ(M$19)

ブリトー・パストール(M$30)

基本的に料理の味付けはほぼ無いに等しい(爆)。テーブルに並んでいる数種類のサルサで自分好みの味にして食べるモノらしい。一口に「サルサ」と言ってもメキシコではこんなに種類があるのね〜!(参考→CLICK・コックさんが各サルサの説明もしてくれた)  青トウガラシのサルサはとにかく激辛っ!(*_*) アボカドベースのワカモレと、パイン等が入ったフルーツっぽいサルサが美味しかった♪

タコスの盛りつけ・・・ 雑過ぎる(笑)。2枚重ねの蒸しトルティーヤからはみ出すほど具材は多めだったので、手掴みで食べてもポロポロこぼれてちょっと食べにくかった(^_^;)。 日本の「タコス」のイメージといえば「皮が固くて具は挽肉」だと思うけど、本場メキシコのタコス の皮は柔らかく、肉・魚・野菜となんでも挟んで食べるものらしい。 私は日本の固いタコス生地よりもこっちのほうが好きかも〜♪

タコスの追加注文をしたりしてスコールがやむのを待っていたけど、どうにも完全にやむ気配がないので、やや小降りになった瞬間を見計らって会計を済まし(飲み物も含めてM$98+Tip。日本円で1000円未満!!)お店を出た。店を出る時に厨房を覗いて通訳してくれたコックさんを探してみたけど、奥のほうで忙しそうに働いていて気付いてもらえずにお礼を言えなかったのが残念。。。

PM20:30、ホテルに帰着。

シャワーを浴びて23:00頃に就寝。この日は日曜夜のためか外のクラブの大音量は無かったけど、雷の音で夜中に時々目が覚めた。メキシコの雨期って真夜中でも雷が鳴るのね・・・(-_-;) 昼間に降られなかっただけ良かったけど。。。