ペルー旅行記 ('12.9.22〜9.30) 

日目(9月24日) 〜その2〜

ちゃんと指示された時間内に遺跡入り口に来たのにな〜・・・ と待つ事5分くらい?

我が家の名前を呼ぶ声が聞こえた。遺跡ツアーの会社は「青色のベストが目印です」と言われていたけど、その人は「青色」ではなく「ベージュ色」のベストを着ていた・・・(-_-;) 事前の説明と違うじゃん!(怒) でも、背中には事前に聞いていたツアー会社の名前が書かれていたので、きっと色が変わったのね(^_^;)。

無事にガイドさんと合流したけど他のメンバーが見当たらない? どうやら我が家以外は既に集合して先に出発してしまったらしい!(*_*) 「みんな先に行っているから急いで!」とガイドさんにせかされ、入り口でパスポートとチケットのチェックを受け、その後はとにかく猛スピードで歩く・・・というか、小走りでガンガン進む!(@_@)

入り口を過ぎても目の前にあるのはあの有名な景色ではなく、まるでジャングルのような鬱蒼とした木々の合間の狭い階段・・・。そこをガイドさんは慣れたもんでスイスイと登っていくけど、私はゼエゼエ・・・(-_-;) でも、遅刻している立場で「ちょっと待って!」なんて言える身分でもなく(^_^;)、ゼエゼエひぃひぃしながら階段を登る。そして、階段を登り切った所にある広場で他のツアーメンバー達と合流。

そして、やっとホッと一息ついた所で眼下に広がる景色に気づいた!!

← これが、私が初めて自分の目で見たマチュピチュの姿。

行く前は、実際に目にしたらもっともっと感動するかと思っていたけど、日本からここまでの道のりもかなり遠く、しかも、直前まで急階段を猛スピードで登ってきたばかりの息も絶え絶えの状態だったので(^_^;)、「あぁ〜、やっと着いた・・・。」といった安堵感のほうが強かったように思う。

この場所はまだちょと低めの場所。ココからは「英語ツアー組」と「スペイン語ツアー組」に分かれて、もうちょっと標高高い場所まで登ります!

← この見張り小屋まで登ると、パンフレット等でよく見る最も定番のあのマチュピチュの姿に出会える♪

上の写真と右の写真、遺跡の見え方がちょっと違うのが分かります?(^_-)

肉眼ではちょっと分かりにくい部分も、カメラのズーム機能を駆使してアップにしてみると↑のよう。 とにかくスゴイ!!(@_@) こんな狭い絶壁の尾根の上に、一体どうやってこんな精巧な建造物を造り上げたのだろう・・・。この神秘的な光景に徐々に感動が押し寄せてくる感じがした。

見張り小屋の裏の広場に座り、ガイドさんの自己紹介&説明がスタート。メンバーは日本人数組を含めた世界各国、総勢20名ほど。やっぱり英語が母国語ではない国の人の話す英語はヒアリングしやすい♪(*^_^*) 歴史の説明もあったけど8〜9割くらいは聞き取れたかも(^-^)v 途中で英語圏のツアー客がガイドさんの英語の単語や発音を訂正する場面もしばしばあってなかなか面白かった(笑)

マチュピチュには雨期と乾期があり、ベストシーズンは乾期にあたる 5月から8月。そして、雨が多いのは11月から3月と言われている。この日はツアー開始とほぼ同時に山の奥のほうからゴロゴロという音と厚く黒い雲が近づいて来ていたので、スコールが来るのも時間の問題。約2時間のツアーが終わるのが先か?それとも途中で降られるのか?? とりあえずサクサクと見学を開始しましょう〜♪

PM12:00、遺跡見学ツアー、スタート!

見張り小屋から階段を降りて行くと「市街地入口」がある。この石組みも隙間なくぴっちりと敷き詰められている。

ここから先はマチュピチュの街の中。当時の人々もこの出入り口を利用していたんだよねぇ〜。

見学ルートはガイドブックにも乗っている「定番ルート」に沿って進む。

☆詳細なMAPはこちらのサイトが参考になるかも? → CLICK

主神殿 屋根の無い造り。ハイラム・ビンガムが見つけた時、既に右側が崩れていた

3つの窓の神殿 窓は太陽の昇る東側を向いている

メイン広場 神聖なエリアと居住区の間にある細長い広場

マチュピチュの一番の高い場所から神聖な広場方向を眺める

インティワタナ(日時計) 大岩を掘り出した日時計で4つの角は東西南北を向いている

ワイラナ(準備室) ワイナピチュ入口手前の準備室、あるいは見張りや管理に使われたとされる小屋

予想外に各所での説明にじ〜っくり時間を掛けてくれるガイドさんだったので、一番奥の「ワイラナ」まで来た時点で既に1時間半くらいが経過。・・・果たして、ちゃんと2時間で元の場所まで戻れるのだろうか?と焦り出す私(^_^;)。

実は、12:00スタートのツアーでランチを食べずに出発したため空腹が〜・・・(笑)。本日のランチは宿泊先「マチュピチュ・サンクチュアリ・ロッジ」内の宿泊者専用のレストランでツアー終了後、PM3:00までに摂るように(←宿泊費に込み)と言われていた。このペースで見学していたら、せっかくの ♪高級ホテルでのランチ♪ を食べ損ないそうな気がする・・・(-_-;)。ギリギリまで待ってみて、2:00を過ぎた時点でガイドさんに途中退散を申し出ようか?とも考え始めた(笑)。

ともかく、後半の見学スタート(^_-)ノ

2階建ての家 斜面を利用して建てられており、1階と2階の両方から出入り出来る仕組み

アンデネス(段々畑) 斜面を巧みに利用した段々畑は標高差を生かして様々な食料を生産しインカ帝国を支えた。 実際に目にすると圧巻!よくぞこんな急斜面で穀物を育てていたもんだ!

コンドルの神殿 奥の岩とセットで羽ばたくコンドルを連想させる大きな建造物。中は迷路のようになっており、神殿のひとつだったとされる

太陽の神殿 マチュピチュの中で唯一、弓形を描く美しい建物。上部が太陽の神殿、下部が陵墓と呼ばれている

16の水汲み場 太陽の神殿辺りから居住区にかけて、石を削った水路を流れる16の水汲み場がある

残り時間30分で無事に見学は終了。・・・たぶん後半は見学場所を数ヶ所飛ばされたと思われる(笑)。「準備室」から「コンドルの神殿」までの区間にも見所はた〜くさんあるはずなのに完全にスルーだったし、「太陽の神殿」なんて超見所だと思うのに説明も無かったし・・・(-_-;) このまま見学終了で帰るというツアーだったらかなり心残りになったと思う。でも!我が家は今夜はこの遺跡のすぐそばに宿泊し、明日も夕方まで見学出来るから、まぁ〜、いいか。(*^_^*)

2時間のツアーはスコールが来る前に無事に終了。さすがshinjiの晴れ男っぷり!(笑) 遺跡内での解散で、「各自自由に見学して戻ってください」との事。我が家はランチのために真っ直ぐ遺跡出口へ急ぐ(笑)。

帰路からみる遺跡の姿

マチュピチュの住人のリャマ

崩れた遺跡の影に潜むアンデスウサギ。実はネズミの仲間:「ビスカーチャ」

 

PM2:10、ホテルのレセプションで部屋の鍵を受け取り、案内のボーイさんと一緒に部屋へ。

預けておいた荷物の受け取りがレセプションではなく、既にちゃんと部屋に運ばれている事にビックリ!!普段、格安ホテルにしか泊まらない我が家はこんなちょっとしたサービスでもテンションが上がる(笑)。

「ランチはPM3:00までに」と言われていたが、なんとか時間内にレストランに行けそうだ♪