ペルー旅行記 ('12.9.22〜9.30)

日目(9月27日) 〜その1〜

AM4:30起床。旅先ではとにかくのんびり朝寝坊したい私なのに、毎朝出発が早くて、もう、いやだぁ〜・・・(-_-;) しかも、前日からの咳は更に悪化していて本格的に風邪っぽい・・・(>_<)

AM5:00にダイニングルームへ行ってみたが、ドアは開いているもののまだ準備前だった。我が家を見かけたスタッフは慌てて準備をしてくれたが、こんな時間なので並んだのはパンとシリアルとコーヒーだけ。前日に出発が早い事を伝えておけば良かったかな(^_^;)

AM5:30。迎えに来たのは、前日、空港からホテルまで案内してくれた英語もカタコトのカルロスさんだった。

カルロスさんのMy Carと思われる1BOXカーに乗り込むと、紙に名前とパスポートNo.を紙に書かされ(←何のため?(?_?))、「・・・シートベルト。」とだけ言って、カルロスさんの車はおもむろに発進。。。

事前に調べていた情報に寄ると“リマ郊外のバスターミナルからトイレ付きの大型バスでナスカまで行く”という旅行記が多かったので、てっきり私はカルロスさんの車でホテルからリマ郊外のターミナルまで送ってもらいバスに乗り換えるのだと思っていたのだが・・・

リマの海岸。天気が悪いのが残念 →

リマ郊外に出たあと、車はPan-American Highwayに入り時速90km前後を守ってひたすら走り続けた。もはやバスターミナルに行くような雰囲気ではなくなって来て、ここで初めて“カルロスさんが一人で、この車でナスカまで連れて行ってくれる”のだと確信した(笑)。

我が家だけのプライベート送迎なのでラッキーと言えばラッキーなのかもしれないが、コミュニケーションがカタコトしか取れないのがツライ(-_-;)。カルロスさんはラジオを聞きながらひたすら無言で運転していたので、我が家もあまり干渉せず、持参した音楽プレーヤーを聞いたり昼寝したりしながら過ごした。

AM7:00、出発から1時間半。車はガソリンスタンドに停車した。カルロスさん:「トイレット。」 あ〜、ココでトイレ休憩なのね(^_^;)。ホントに「一言会話」状態だわ(笑)

その後もきっちり時速90km前後で走行。道路脇の標識に「MAXIMA 100km」と書かれていたので、ガラガラの高速道路でも100km制限らしい。空いている道だけにかなり遅く感じた。こんなスピードだから7時間も掛かるんじゃないの?もうちょっと飛ばしてもいいのでは?と、ちょっと思ったりして・・・(^_^;)。

AM8:00、道路は1車線になり小さい街(たぶん「Pisco」?)に入った。

ちょうど通勤ラッシュ時間に当たったようで道路は大渋滞!!そして、やはりこの街でも交通ルールなんてありゃしないっ!(*゚Д゚*) いつぶつかるかとヒヤヒヤ。

街中のガソリンスタンドに車を停め、カルロスさんは私たちを置いて車を降り、ほどなくサンドイッチを買って戻って来た。カルロスさん:「My Breakfast.」 カルロスさんは朝ご飯がまだだったらしい(^_^;)

樹木ひとつ無い砂漠地帯

こんな三輪車がたくさん走っていた

砂漠走行で車のフィルターも砂まみれ。ガソリンスタンドでフィルター掃除中のカルロスさん

AM8:40に「Ica」の街を通過し、AM8:50にトイレ休憩。今回のトイレ休憩はちょっと豪華なホテルのトイレを借りる。

 HOTEL LAS DUNAS ★★★ 

イカの街で一番豪華なホテル。広大な敷地の中にプラネタリウム、動物園、湖、森、ジムのような様々なレクリエーション施設がある。サイクリング、乗馬、サンドボードのようなプランも提供している。アクティブに過ごすことが出来るのと同時に施設内でゆっくりと休息することもできる。

豪華ホテルでトイレだけお借りして(笑)車に戻るとカルロスさんは誰かと電話していた。スペイン語だったけど「今、イカのホテルにいて、これから○△(←我が家の名前)を連れて〜」みたいな会話をしていた。相手はナスカの空港か、ランチのレストランか・・・って所だろうか。

砂漠の中にたまに見かけるオアシスの街

直線のPan-American Highway

荒涼とした風景がひたすら続く・・・

AM11:30。「Palpa」に着く頃から青空が見えて来た。ナスカの遊覧飛行は天気によっては中止される場合があるらしいが、この天気なら問題ないかも♪

PM12:15。長かったドライブもやっと終了し、ナスカの街の外れにある「ナスカ空港」に到着。

空港内 ・・・がら〜〜ん・・・(^_^;)

空港利用税徴収窓口のお姉ちゃんは爆睡中(笑)

航空会社のカウンターはたくさんあるけど、観光客はほぼ皆無。。。地上絵遊覧って実は人気無いの?(汗) カルロスさんに案内され「ALAS PERUANAS」という航空会社でチェックイン(公式サイト→CLICK サイト内に動画もあるので、ちょっとだけ地上絵遊覧気分が味わえます♪)。体重測定をし(←小型機にありがち・笑)、寝ている係のお姉ちゃんを起こして空港利用税を支払い(^_^;)、しばしベンチに座って待つ・・・。

PM12:55。“その時”は突然やってきた!!名前を呼ばれ英語ガイドさんと共に搭乗口へ。他には誰も呼ばれないので、どうやらプライベートフライトの模様。

かなり厳重な手荷物チェックを受けて外に出ると、ずら〜〜〜っと並ぶ小型機の列! ・・・普段だったらこんな小型機の列を見るとテンション上がる私だけど(笑)、これから乗るセスナ機は“普通のフライトはしない”で、地上絵の上空を水平飛行ではなく旋回をしながらフライトする。機体が小さいほうが低空飛行が出来るので地上絵を近くで見る事が出来るらしいが、飛行機が小さければ小さいほど小回りが利くので、飛行機酔いの可能性が高い。念のため、待っている間に酔い止めは飲んだけど・・・(-_-;)

ずらりと並ぶセスナ機

これが我が家が乗り込んだセスナ機

パイロット&ガイドさん。・・・ちょっと窮屈そう(笑)

乗り込んだセスナ機は、パイロット&英語ガイドと我が家の4人乗り。口頭で簡単な安全説明を受け、ベルトをして、ヘッドホンを渡され、助走もほとんど無いまま、あっという間にふわりと浮かびTake off!!(@_@)

離陸してすぐに眼下に謎の直線や三角形の地上絵が見えて来た!!

ナスカの地上絵は、こんな風に直線で出来ている物がほとんど。TVでよく見るちゃんとした「絵」になっている物は少ないというのが良く分かる。