8日目(7月19日) 〜その3〜 曇り時々にわか雨
PM3:45。風化をまぬがれたモアイ像と白砂のビーチのあるアナケナ・ビーチに到着。
アナケナ・ビーチ Playa de Anakena 約1500年前、伝説の王ホトゥ・マトゥアが上陸した場所と言われている海岸。イースター島で数少ない海水浴場でもある。タヒチから運ばれたココヤシの林がトロピカルな雰囲気を醸し出している。
雨は降っているし季節は冬に当たるので寒いので、泳いでいる人はひとりも居ない淋しいビーチ。いかにもリゾートっぽいヤシの木の風景も、実はつい先日まで我が家が滞在していた「タヒチからの物」と聞くとちょっと感動が薄れる・・・(^_^;)。見た目では珊瑚も熱帯魚もいないように見えたけど、実際はどうなのだろう? 夏に来ていたら是非海に入ってみたかった。。。
ビーチの中央には黒い網で囲いがされた場所があり、内部では発掘調査が行われていた。帰国数ヶ月後の新聞で、この調査により 「イースター島にポリネシア人が入植したのは、定説の400〜800年ごろより遅く1200年ごろだった可能性が高い」 との調査結果が出たということを知った(「イースター島に最初に上陸したのはポリネシア人」という説自体もまだ仮説だけど・・・)。 Daleが親しそうに話しかけていた人達は、実はハワイ大やカリフォルニア州立大の偉大な研究者さんだったらしい(@_@)
アフ・ナウナウ Ahu Naunau アナケナ・ビーチのすぐ後方に立つモアイ像。1978年に復元されたもので、砂に埋もれていたため保存状態が良い。7体のうち5体のモアイ像は完全な形で、背中に彫られた柄もはっきりとしているし、そのうち4体にはプカオも載っている。イースター島博物館に展示されている「モアイの眼」は、此処のモアイ像の下から発見された。またアフの裏側には「トカゲ人間」のレリーフがあったり、古いモアイ像の顔が使われていたりと興味深いアフ。
モアイ像の背中の彫刻や、アフのトカゲ人間のレリーフもはっきりと分かる。
アフの一部になったモアイ像の頭。
このアフのモアイ像ももちろん戦争で一度は倒されたのだが、下が砂だったので破壊を免れほぼ原型のまま。風化されていない形の整った本物のモアイ像は顔も凛々しく、今にも動き出しそうな存在感があった。アフ裏側に使われているモアイ像の頭は、古くなったモアイ像がアフ建設用にリサイクル利用されていたという証拠。・・・その昔、このモアイもきちんと立っていたのだと思うとちょっと悲しいけど・・・(>_<)
アフ・ナウナウの近くの丘の上には、もう1体のモアイ像が立っている。
アフ・ホトゥマトゥア Ahu Hotu Matua 1956年にノルウェーの探検家トール・ヘイエルダールが島で最初に立てたモアイ像。伝説の王ホトゥ・マトゥアの像と言われている。どのようにモアイ像が立てられたか実際に試すために立てられたもので、島にある石や木だけを使い12人がかりで18日間かかった。
観光客はみんなアフ・ナウナウのほうに興味津々で、こちらのモアイ像には誰も近寄っていなかった。。。かなり風化されているモアイ像なので、確かに「綺麗」とは言い難いのだけど・・・(^_^;)
PM4:40。途中で昼食がお預けになるハプニングにも見舞われたが(笑)、無事に本日のツアーは終了。
村へ戻り、ツアー客を順番にホテルへ降ろし、一番最後の我が家のホテルに着く頃にはさすがにDaleも疲れ切っているようで、昨日とは違い無言だった(^_^;) 1日中、ほとんどひとりで喋りっぱなしだったものきっと疲れるよね〜・・・。
PM6:00。洗濯をして、今日1日の復習をしたあとに、夕食も兼ねて散歩に出発(^_^)v
← イースター島のメインストリート 店も数軒しかないし、人通りもほとんど無し。。。有名な島なのに本当に全く観光地化されていないこの村の素朴な雰囲気が好き♪という人は多い。
走っている車は他の海外同様日本車が多かった。珍しい交通手段としては、競走馬くらいの大きさの馬に乗って走る子供が居たのには驚いた(@_@) 島内には野生を含めた馬がとても多くて、このメインストリートにも馬糞が・・・(笑)。
Ahu Tautira 村のはずれの港のすぐ近くにも有名ではないがモアイ像が立っている。
このアフ周辺には飼い主に捨てられた犬がたくさんウロウロしていて、餌を求めて寄ってくる。 でも、その犬達は何故か車が通るともの凄いスピードで走り寄って吠えまくっていた。村人はそんなことはお構いなしでスピードもあまり落とさずに突っ込んで来るので、犬達が何度も轢かれそうになり見ていて恐かった・・・(>_<)
PM7:00。夕食はガイドブックにも載っている有名なレストラン「コパカバーナ」。
Kopakavana
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PISCO SOUR(ピスコサワー) $2000 (現地では $=チリペソ、US$=アメリカドルを意味する) 日本ではあまり見かけないアルコール「ピスコ」を使ったカクテルに初体験! 「ピスコ」は白ブドウの蒸留酒。これとレモンジュースと卵白をシェイクしてシナモンを上に軽く振ったペルーのお酒。・・・でも、最近ではチリのほうが有名らしい(^_^;)
とってもサッパリしたレモン味で飲みやすい♪ 私にとっては普通のレモンジュースに感じたけど、きっとアルコール度数は高いので調子に乗ると危険なタイプのカクテルかも・・・(笑)
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ミックスサラダ
マグロのセビッチェ $7000
トレモのソテー $6500
私は今まで南米には行ったことがなかったので、ここイースター島で初めて「南米料理」に挑戦。セビッチェ(Ceviche)はペルーの魚介類のピリ辛マリネ。海の幸、ニンニク、レモン、唐辛子、紫タマネギ等をレモンとライムのジュースで和えたもの。タヒチで食べた魚介料理「ポワソン・クリュ」(→タヒチ旅行記1日目その2参照)のココナツミルクが抜けているだけかと思っていたけど、ちょっと違った味で結構辛い!(>_<) 「トレモ」は現地では有名なハマチみたいな魚。ソテーで食べたのだが味が非常に淡白・・・というか、きっと味付けはしてないと思う(笑)。サラダも同じで、ま〜ったく味付けがされてなかった(-_-;)。サラダと一緒に塩・胡椒・オリーブオイル・バルサミコ酢のボトルが入った籠がテーブルに置かれた。基本的に日本人のように繊細な味覚を持たない外人が、こんな無味な料理をこのまま食べるとは思えない(笑)。きっと、「自分で味付けして食べてネ♪」という意味だろう。。。それにしてもサラダも魚のソテーもたった4種類の同じ調味料だけなのでどちらもかなり大雑把な味わい・・・。しかも量が多過ぎで、結局、3品とも途中で飽きてしまい食べきるのに苦労した・・・(^_^;)
支払いは持参していたUS$でお願いしたら「US$32」と書かれてきた。メニュー表はチリペソ記載だったので、この金額が正しいのかどうかもすぐには分からない(笑)。とりあえずチップも含めて置いてきたけど、後日良〜く考えたらチップ込みの金額だったらしい・・・。日本にはない「チップの習慣」+「日本円→チリペソ→US$の換算」にスッカリはまってしまった(^_^;)
PM8:45、ホテルに帰着。明日はイースター島最終日。半日ツアーも残っているので(→この時はまだ、事前に旅行会社から言われたとおり明日は「午前観光のみ」だと思っていた・・・)、シャワーを浴びて早めに就寝・・・zzz