バンコク&アユタヤ ('06.4.22〜4.25)

2日目(4月23日) 〜その1〜

AM7:05。前日にSuriyanがフロントに頼んでおいたのでモーニングコールが鳴った。・・・でも、予定時刻より5分遅れてる・・・まぁ、ありがち(^_^;)。ホテルのモーニングコールほどあてにならないものはないので、自前(・・・といってもひびきsanの時計・笑)の目覚ましもセットしておいたので大丈夫だったけど。 
身支度を整え朝食へ。 朝食会場のレストランは、宿泊している建物から一旦外に出た向かい側の建物内にあるので、フロントで朝食券をもらってから外へ出た。・・・まだ早朝なのに既に暑〜い!(-_-;) 快晴なのはウレシイけどこの暑さはスゴイ!さすが1年で一番暑い「暑期」だ!

レストランの様子

朝食はビュッフェメニュー

レストランは広くて雰囲気もGood!ホテル自慢のビュッフェメニューはとても充実していた。ヨーロッパ等に比べると、アジアのホテル朝食は生野菜やフルーツもあるからウレシ〜イ♪もちろん卵メニューは目の前でお好みに合わせて焼いてくれる。・・・が、この日は集合時間が迫っていたので、かなり慌ただしい朝食だった。
食後、部屋に戻る前にフロントで両替。レートは悪いが枕チップの為・・・仕方ない。 集合時間はAM8:00なのに、この時点で既にAM8:00(笑)。こっちは急いでいるのにCASHERの前はチェックアウトの人がモタモタしている。近くにいた暇そうなお姉さんに「両替したいんだけど・・・。」と声を掛けてみたが、案の定、「両替はCASHERでお願いします。」と断られた(-_-;) 「暇そうなんだから、両替くらいしてくれたっていいじゃない!」と思う気持ちを抑えて「ココは海外!」と自分を落ち着けて(笑)、待つこと数分。1人¥1万ずつ両替してバタバタと部屋に戻り、昨夜から気になっていた枕チップもちゃんと置いて、1日ツアーの準備をして降りて来たら、ちょうどSuriyanが到着した所だった。とりあえず遅刻はバレていない様子(笑)。危機一髪!
AM8:10、ホテル出発。昨夜のホテル送迎は私達1組だけだったとしても、さすがに今日の1日ツアーは団体行動になるだろう・・・と思っていたけど、どうやら違うらしい! ツアー客は私とひびきsanのみ。+ガイドSuriyan&ドライバーの計4名だけ!(@_@) メンバーが少ないのはいいけど、昨夜AM2:00頃に寝た私としては移動中に睡眠を取りたかったんだけど・・・これじゃ、無理じゃん!(^_^;) 睡眠不足の私を乗せたワゴン車は街中を抜け、AM8:30に「ワット・ポー」に到着。

 

 Wat Pho (ワット・ポー) 

創建は14〜16世紀のアユタヤ王朝時代と伝えられるバンコク最古の寺院。正式名称は「Wat Phra Chtuphon」といい「Pho」は通称。本堂はラーマ1世によって建立された。「リクライニング・ブッタ」と呼ばれる光り輝く釈迦仏がたおやかな姿で横たわる大きな境内をもつ寺。伝統的タイ・マッサージの総本山でもある。

巨大な寝釈迦仏

長さ46m、高さ15m。お堂の端から端まで横たわり頬杖をついた仏像の顔はちょっと笑顔。

長さ5mの足の裏

真珠母貝を使った精巧な螺鈿細工の模様。バラモン教の宇宙観を表現したもの。

仏像の頭

アップで見るとこんな感じ。とにかく金ピカ!

バンコク随一の観光名所とあって、入り口の前には露店や物売りがいっぱい。境内に入ると本堂を中心に伽藍や仏頭、石像がびっしり並んでいる。有名な寝釈迦仏は境内北西部。靴を脱いで中へ入ると、突然、目の前に全身黄金色に輝く仏像がドーンと寝ころんでいる。全身を写真に収めるのは至難の業。 メインの仏像はもちろん素晴らしいが、周囲を囲む壁や天井に描かれた壁画も最古の寺院らしく年季が入っていてかなり見応えがあった。
境内のやや東寄りにある本堂周辺は静寂に包まれている。みんな寝釈迦仏に注目するせいか、こちら側は観光客も少なく落ち着いた雰囲気。

← 大きな円錐上のこの物体は仏塔(チェディ )。陶器で出来た仏塔は天を貫くような威容があり見事な出来栄え。ワット・ポーは王立寺院のため格式高い人々の遺骨が納められている。

本堂内、金箔で輝く本尊の下の基壇にはラーマ1世の遺骨が納められている。堂内の柱や壁は全て金色に輝いているので、奥に置かれた本尊がいかにも荘厳に見える。

この日はちょうど「出家式」が行われていて、内部に入ることは出来なかった・・・(>_<) 外から少し覗いただけでもその荘厳さは伝わってきたけど、内部に入るともっとスゴイのかも。。。

ワット・ポー境内にあるマッサージ学校はタイでも最高の技術水準を誇り、マッサージ技術についての公式ライセンス取得が出来るのはココだけ。マッサージの講習は外国人でも可能らしい。Suriyanもライセンスは持ってないけど、講習を受けたことがあるということで、移動のワゴン車がやってくるまでの待ち時間にひびきsanが少しやってもらった。「おぉ〜〜〜。」という感じで、なかなかツボを押さえているマッサージだったらしい。タイ人はみんな簡単な講習は受けているのかも。。。
約45分ほど見学したあとワゴン車に乗りちょっとだけ北上し、AM9:20に「王宮」に到着。

 

 Grand Palace & Wat Phra Keo (王宮&ワット・プラケオ) 

白壁に囲まれた20万uの敷地内に、歴代の王により建立されたきらびやかな宮殿群が建ち並ぶ王宮。当時の芸術の粋を尽くして建造された建物や調度品には金や宝石が散りばめられ、権力と財力の象徴であったことがわかる。現在は、国家的儀式や祭典の場、迎賓館として利用されている。 また、ワット・プラケオタイで最高の地位と格式を誇る仏教寺院であり、王室の守護寺。王室専用であり、タイで唯一僧侶のいない寺院。ヒンドゥー教の神話をアレンジしたラーマキエン物語の描かれた本堂には、高さ66cmの翡翠でできた本尊が安置されている。
王宮周辺はバンコク観光の最大のポイント。近づくにつれ、城壁のような巨大な壁越しに壮大な建造物群が姿を見せ、ワクワクするようなインパクトがある。

← 鮮やかな緑色の芝生の広場の向こうに見えるワット・プラケオ。それぞれ特徴のある3つの塔は手前から「仏塔」「経蔵」「王室専用廟」

プラ・スィ・ラタナ・チェディ(仏塔)

本堂の北側に立つ金色に輝くスリランカ様式のチェディ(仏塔)。アユタヤの王宮内の仏塔を手本に建造されたと言われている。内部には仏舎利が納められている。

プラ・モンドップ・チェディ(経蔵・中央)とプラサート・プラ・デビドルン(王室専用廟・右奥)

経蔵はタイ様式の仏堂で仏典の原本が納められている。王室専用廟はタイ様式の十字型の堂の上部に、クメール様式の塔を持つ。両方とも内部は非公開。

いずれも形や色やデザインが全く異なる建物群は、一見アンバランスのようにも見えるが調和が取れているようでもあり、とても興味深い。

 

上記の建造物以外にも、外壁に施された精巧な装飾、周囲に配置された像の数々も素晴らしい物ばかり。神話の鳥「キンノーン」(写真左)や寺院を守る「鬼」達(写真右)、その他、境内にある神話にもとづいた様々な空想動物の像の装飾も手がこんでいる。主に瓦や中国陶器を砕き、モザイク状に張り付けてある装飾は陽光に美しく輝いていた。ラーマ4世がその壮大さに感動して作らせたというカンボジアのアンコール・ワットの精密模型も一見の価値あり。
← 本堂奥深くに見える本尊 (内部は写真撮影不可の為外部から撮影)

不思議な霊力を持つと信じられている翡翠製の仏像は高さ66cm、幅48.3cm。1436年にタイ北部のチェンラーイで発見され、スリランカ、ラオスなどを経てタイに辿り着いた。この仏像は、毎年3,7,11月に国王自らの手によって「春」「夏」「冬(?)」用の僧衣にお召し替えされる。

本堂は帽子と靴を脱いで上がる。寺院の別名になるほど有名な「エメラルド色」の仏像は想像よりも小振りだった。この時は薄着の「夏用」の僧衣だったので、エメラルド色の部分が多かった。冬は金色の僧衣をまとうので、全身のほとんどが金色で、顔だけがエメラルド色になるらしい(笑)。

Chakri Maha Prasat Hall (チャクリ・マハ・プラサート宮殿)

王宮は現在、公式行事に使用されるだけで王族は居住していない。王宮には各種の建物があり、チャクリ・マハ・プラサート宮殿はラーマ5世により、チャクリー王朝100周年を記念して建てられた。イギリス人の設計で3階までは大理石のビクトリア様式で、その上の尖塔はタイ様式という特異な建物。内部は非公開となっている。

実際に居住しているわけじゃないなら、内部を公開して欲しいところだけど・・・。前庭の丸く刈られた樹木がかわいい♪(笑)

 

前日のホテル送迎中にSuriyanが「エメラルド寺院には両替所があります。」と言っていたけど、その両替所は入場券売場の先にあった。フリーで訪れて現金を1銭も持っていないと両替所まで辿り着けないのでは?(笑) ちょっとした行列になってはいたけど、レートはやっぱりホテルよりは良かった。。。1円あたり0.02バーツくらい違うからぁ〜 → 1万円だと200バーツ → 日本円だと約600円! タイで600円というと1食分以上!!!なんかすご〜く損した気分・・・(-_-;)
そうそう。この王宮付近はバンコク観光の一番のスポットなので、日本人以外の観光客もたくさんいた。特に中国人が非常に多くて、ガイド以外の人も大声で話すのでとってもうるさい!Suriyanも「中国人が一番うるさいです・・・(^_^;)」と苦笑していた。。。

 

AM10:10。たっぷり1時間以上見学したあとは、「ツアー旅行」お決まりのショッピングタイム。ツアー客が2名しかいなくてもやっぱり連れて行かれるらしい・・・(-_-;) 30分ほど移動し「FOCUS JEWELRY」という宝石店に到着したが、土地勘が無いので現在地は不明(笑)。店舗は二階建てで1階は宝石、二階は時計などいろいろ。店内表示は日本語、店員さんは日本語ペラペラ・・・完全に日本人ターゲットの店だ(-_-;)。 ・・・とかなんとか言っても女性は宝石に弱い(笑)。タイはルビーやサファイアの産地で物価も非常に安いので〜・・・買ってしまいました(^_^;)。今まで見たことのなかった「スターサファイア」(こんな感じ→CLICK。光を当てて眺めたときに六条の光を生ずる♪ もちろんアジアなので値段交渉OKだから頑張って値引きしてもらいました(^_^)v

40分ほどのショッピングのあとは昼食タイム♪ 空港へ向かう高速道路を少し走り、AM11:40、到着したのはスリウォン通り沿いの「MANOHRA HOTEL」
ホテル内1階のレストランがビュッフェ形式レストランになっていた。昼食には少し早い時間なので、他の客は誰もいなくて二人だけ・・・店員さんの注目を浴びているようで少し居心地悪い(>_<) レストラン内中央にいろんな料理が並んでいたが、何故か全ての料理に日本語の札が付いていた・・・。どうやら完全に日本人団体観光客相手のレストラン。日本人って基本的に怪しい物には手を出さない人種だから、日本語の説明があったほうがいいんだろうけどねぇ〜・・・。 私は「雑食」なので、とりあえず見た目が変な物でも少しずつ食べてみた(笑)。
「味付けは日本人向けにアレンジされているんじゃないの〜?」と疑っていたが、そうでもない。結構辛いし香草の香りもプンプン! suriyanオススメの「タイカレーそうめん」(中央写真)も、目の前で茹でて盛りつけてくれた「タイラーメン」(右端の写真)もなかなかGOOD!お腹に余裕があればタイラーメンはお代わりしたかった♪ ちなみにドリンクは別料金で、ソフトドリンクなら80B。

 

1時間ほどのランチタイムのあと、「郊外まで来たからこのままアユタヤへ向かうのかなぁ〜?」と思っていたが、ワゴン車はなぜか来た道を戻り市街地へ。。。着いた所はツアー観光お決まりの「DFS」だった・・・。アジアの国でさすがに「ショッピング1軒だけ」ってコトはあり得ないか・・・。