バンコク&アユタヤ ('06.4.22〜4.25)

3日目(4月24日) 〜その1〜

AM8:00、起床。今日は1日自由行動。特に遠出はせずに主にショッピングの予定♪
前日の慌ただしかった朝食と違い、かなりゆ〜っくりとビュッフェ形式の朝食を摂る。オムレツも目の前で焼いてもらった(*^_^*) 朝食の帰りにレセプションで両替。ひびきsanは職場の人からあれこれと買い物を頼まれていたので現金が足りなくなったらしい(笑)。私はこのあとの自分の行動を予想して「たぶん足りるだろう!」と判断し、とりあえず両替は保留。
AM9:30、ホテルを元気に出発〜(^_^)/ ・・・したのだが、東南アジア特有の湿気&暑さで、ホテルから一番近い地下鉄駅「Petchburi Sta.」までの数分だけで既に汗びっしょり・・・。快晴なのはいいけどこの暑さは結構キツイ!
地下鉄の駅はキオスクもな〜んにも無くて人もほとんど居ない。とっても殺風景。。。

チケットは自動券売機で難なく購入。「切符」という感じではなく、黒いプラスチック製のコインでオセロゲームの駒みたいな感じ。これに磁気が埋め込まれているらしく、このコインを自動改札口にあるパネルにタッチさせることによってゲートが開く。改札を出る時はそのコインをコイン投入口に入れることによってゲートが開くというシステム。

改札を入ってもやっぱり何も無い・・・(^_^;) ま、ゴミも無いので駅構内はとっても綺麗でいいのだけど。。。

駅ホームの様子 → 

地下鉄にはたった1駅だけ乗車して、「Sukumvit Sta.」で下車して乗り換え。数分歩いて地上に出ると「BTS(高架鉄道)」別名「スカイトレイン」「Asok Sta.」がある。
BTSのチケットは1回券とプリペイドカードの2種類がある。使い方は日本とほぼ同じで、自動改札機の差込口にチケットを挿入すると、すぐ前から飛び出てくるのでこれを引き抜けばゲートが開く。

今回のツアーは「スカイトレイン1日乗り放題券付き」だったので、券売機ではなく窓口でチケットを引き替える。ビニール包装された紙製のカードのような物を窓口で出したら、右のようなカードに交換された。タイ語なので全く読めない(笑)。ま、使い方は日本と同じなので問題無いんだけど。

BTSのホームは、どの駅でも改札口のあるフロアの1つ上の階にある。ホームでは風が抜けるので地上よりも涼しく感じた。 電車の発着時のホームには特にアナウンスはないが、車内では次の停車駅を告げるアナウンスがタイ語と英語で繰り返されるので、英語のアナウンスさえ聞き逃さなければ大丈夫(^_^)v
車内の様子。沖縄の「ゆいレール」(モノレール)の車内に似ていて驚いた(笑)。

車両の壁面には全面広告!

AM10:00、「Siam Sta.」でシーロム線に乗り換え「National Stadium Sta.」に到着。目指す目的地はタイシルクの王と言われたジム・トンプソンの家。ここだけは私のたっての希望場所なので、ひびきsanを付き合わせてしまった(^_^;)

 Jim Thompson's Hpuse (ジム・トンプソンの家) 

ジム・トンプソンはアメリカの建築家で、第2次世界大戦末期に将校としてタイに赴任するがタイシルクに魅せられ戦後もバンコクに残った。その後はタイシルクに欧米の華やかなデザインを取り入れ、オリエンタルホテルの内装を手がけたり、ミュージカル「王様と私」の衣装を担当するなどして、タイシルクの名を世界に広めた。巨額の財産を得たトンプソンであったが、1960年代にマレーシアで失踪しその行方は謎のまま。残された彼の住居は博物館として公開されている。トンプソンが再現した伝統的なタイ民家の中に、アジア各地の彫刻や陶磁器など彼の美意識で集められた国宝級のコレクションが並ぶ。
家はラーマ1世通りから路地に入って5分ほどの運河沿いに建っているが、街の中心地に位置しているとは思えないほど静かな環境の中にある。

チーク材を使って建てられたタイ伝統様式の古い家屋を6軒集合させて成り立っている。そのうちの1軒はアユタヤから船に乗せられて運ばれてきたもの。外装はチークの外壁が風化や老化で痛んだりしないよう朱色のベンガラという顔料で塗装されている。建築にあたって釘は一切使用されていない。外側から見ると現代的な印象を受けるが、館内は田舎の家らしく渋く黒っぽくくすんでいる。

入り口付近の様子 → 

入り口を入るとすぐにチケット売場がある。日本語で「25歳以上100B、24歳以下50B」と言われたので当たり前のように100Bずつ払ったが、あとから、「日本人って普通若く見られるから、もしかして私達って50Bでも通用したんじゃない?」と笑い合った。・・・さすがにそろそろちょっと無理あるかもしれないけど(笑) チケットを受け取り指示された建物のほうへ行くと、「日本人ですか?こちらへどうぞ〜」と日本語の話せるガイドさんのもとへ案内された。館内の見学はガイド付きでないと不可で、ある程度の人数が集まった時点でガイドツアーに出発する。何処にでも日本人って居るもんで、今回は私たち2人を含めた計5名の観光客で見学に出発。
展示されている美術品の数々はタイのものばかりでなく、周辺諸国の古美術品も含まれていて逸品ぞろい。国宝級の物ばかりだが、実は、ここに並べられているものの多くは古い寺院や遺跡の中から拝領してきた盗品ばかり(^_^;)。 ただ、これだけのものを集めるにはタイ古美術品へのよほどの情熱がなければできないだろうし、事実、タイの芸術局は彼の先手を行くことができずに、彼の収集品に難癖をつけて没収するくらいだったらしい。
日本語ガイドさん(一番左の写真に写っている彼女)が館内を説明しながらゆっくり進んでくれるが、一緒に回っていたオジサンからの質問は意味が通じなかった様子で、ほとんどの質問に対して答えが無かった・・・(-_-;)。簡単な日本語会話程度なら出来るけど、現状は「説明用の日本語」を丸暗記したという状態。 でも、勉強熱心な面もあり、ツアー終了後、私とひびきsanは彼女に引き留められた。で、全面日本語、しかも漢字やカタカナ混じりの文章が書かれたコピー用紙を開いて、彼女からの質問攻撃が始まった。にわか日本語教師と化した私たち(笑)。「コレは何と読むんですか?」「意味は?」といくつか質問されたが、日本語教師って結構難しい! 訊かれた単語は、「民具」「繋がり」「驕らず(おごらず)」etc.・・・読めるけど、いざ説明しようと思うと結構難しい!特に「おごらず」なんて普段使わないし(^_^;) 2人であ〜だこ〜だと言いながら、彼女が理解出来そうな日本語を使って説明してあげたけど・・・果たして正しく理解されたのだろうか?(笑) 今後の日本語ツアーで、他の日本人に「それ、意味違うんじゃない?」と突っ込まれないと良いのだけど・・・。
その後、ショップでお買い物♪ ショッピングセンター等に出ている店舗に比べても品数が格段に豊富!色柄いろいろ、ひとつひとつ見るだけでも楽しくなる♪ アウトレット商品もあり、ウロウロすること30分以上(笑)。自分用の小物入れを始め、shinji用にはシルクネクタイを2本購入(*^_^*) 
AM11:30、「ジム・トンプソンの家」をあとにしてBTSに乗り1駅「Siam Sta.」。通常の旅行なら1駅くらい散歩がてら歩くのだけど、ここバンコクは私にとって未だかつて経験したことない暑さだったので、歩く気にもならなかった・・・(-_-;)
駅を出た南側にはショッピングに食べ歩きに楽しみいっぱい♪「バンコクの原宿」という感じの「Siam Square(サイアムスクエア)」が広がる・・・と、ガイドブックには書かれていたので降りてみたのだが、実際には「街歩き」なんて出来る気温ではないので、ほとんど人も居なくて閑散としていた・・・。小さいお店がたくさん並んでいて面白そうだったけど、あまりの暑さに歩く気力無し(^_^;) 早々に退散してと駅へ戻り、駅北側にある「バンコクの東急ハンズ」とも呼ばれる「Siam Center(サイアムセンター)」へ向かった。こちらは近代的なショッピングセンター。でも売っている物は日本とあまり変わらないので、特にショッピングはせずに真っ直ぐビル内のフードセンターへ(笑)。
タイのデパートには、デパート内の屋台街とも言える「フードセンター」がある。クーポン制なので言葉の不安もなく、手軽に屋台の味を楽しめる♪日本人にとってはチップを考えなくて良いのも助かる(笑)。 メニューは麺類、揚げ物、ごはん物、ドリンク、デザート等、タイ料理はもちろん中華や海鮮料理までが並ぶ。

ざ〜っとメニューを見て歩いて目星を付けてから、チケットカウンターでクーポンを購入。100Bもあれば充分。私は英語で注文したけど、タイ語や英語が話せなくても写真を指さしてクーポンを渡せばいいので難なく食べたい物を注文出来る。使い残したクーポンは最後にチケットカウンターで換金してもらえるので、最初に多少クーポンを買い過ぎても大丈夫〜(^_^)v

右の写真内のオレンジ色のカードがクーポン。プリペイドカードのような物なので、注文すると金額が引かれていく。レシートもちゃんともらえる。

私が食べたのはいかにもタイらしい「Noodle in Tom Yam Soup (50B)」→直訳すると「トムヤンクンスープ麺」。飲み物にはスプライト(20B)。麺は6種類くらいから選べる。太いの細いの長いの短いのetc. 私はベーシックに春雨風の麺を選んだ。具も結構いろいろ入っていた。揚げワンタン、魚団子、豚肉+香草いろいろ。

買ってから気が付いたが、ちょうど昼時ということもあり空席を探すのが大変!先に席を見つけておけば良かったと後悔・・・(>_<) 手に熱い器を持ち、歩き回ること数分。なかなか空席は見つからず、結局、タイ人のオジサンに相席をお願いして2席譲ってもらった。その後、そのオジサンが去ったあとには、タイ人の子供達が相席で座ってきた。日本で言う「ぶっかけご飯」を食べてたけど、煮込まれた豚肉が乗っていてなかなか美味しそうだった(笑)。

腹ごしらえ終了後、午後はひたすら買い物の予定(笑)。タイはとにかく物価が安い!それに、暑さのせいで観光するとか散歩するとかの元気がないので、どうしてもショッピングセンター等の屋内を選んでしまう(^_^;)。