ベトナム('19.3.21〜24) |
2日目(3月22日)〜その1〜
AM6:00過ぎに目覚めてしまったので、しばし部屋の前のバルコニーでトゥボン川を眺めながらfree WifiでまったりNET。
安い部屋が押さえられなくて仕方なく「デラックスリバービュー」の部屋にアップグレードしたので、最大限活用しないと!(笑)
AM7:00に朝食へ。 日本人は見かけなくて、欧米人の老夫婦と団体旅行の中国人がほとんど。
エッグスタンド有り♪ そして、さすが東南アジア!私の大好きなマンゴー、パッションフルーツやドラゴンフルーツが山盛り〜!!東南アジアの生野菜やフルーツって敬遠する人が多いみたいだけど、私は全く気にしませーん(笑)。
AM8:00 今日は前日に予約した「ミーソン遺跡ツアー」へ行くので、指示された時間からレセプションで待っていたが ・・・一向にお迎えが来ない・・・(-_-;)。
とりあえず30分待って誰も来なかったらレセプションのスタッフに声をかけようと考えていたら、AM8:25に近所の住民っぽいオジサン(笑)がやってきてレセプションのスタッフと何やら喋る → スタッフが我が家の部屋番号を呼ぶ → 私が手を上げる → オジサンが“付いて来い”というジェスチャー → 目の前にはバイクが1台 → オジサンがそのバイクまたがり“後ろに乗れ”というジェスチャー。
え〜っと、、、こっちは二人いるんだけど、これ1台に乗れとっ!?オジサンが英語が話せるとは思えないのでこっちもジェスチャーで確認したら「ウンウン」と頷く → 初めての『バイク3人乗り』体験♪ベトナムでは普通の光景だけど日本では禁止だからね(^_^;)。
バイクはクラクションを鳴らしながら路地をぶんぶん飛ばして走り抜け、何処だか分からない大きな駐車場に到着。オジサンは大型バスを指さし“アレに乗れ”というジェスチャーをして去って行った、、、。たぶん、ホテルまでの路地には大型バスが入ってこれないので、ツアー会社がその辺のオジサンをバイトとして雇ったんだろうね(^_^;)。まさかこんなツアーのお迎えの手段があるとはびっくり!(笑)
バスは大型で車内のエアコンも効いていて座席のクッション性も抜群。このバスでツアーに行けるなんてラッキー♪と思っていたが、さらに別の駐車場に到着。スタッフが乗り込んで来ていくつかのホテル名を読み上げた。我が家のホテル名もあったのでスタッフの元へ行くと「チケットは?」と聞かれたが、昨日の予約時も何も貰ってません!「No」と答えたら、「ま、いいか〜」と言った表情で、別のバスに乗り換えるよう言われた。
さきほどまで乗っていたバスとは雲泥の差! 中型のマイクロバスで シートの乗り心地はイマイチ、エアコンの効きが悪くて車内は暑くて窓を開けている状態。既に乗客がほぼいっぱい乗っていたので空いている席に座るしか無かった・・・(-_-;) かなり安いツアーなのでこんなもんなのかもしれないが、ちょっとガッカリ。 これで数時間乗車だったら耐えられなかったかも(-_-;)
AM8:50、ツアーバスが出発。
今回のツアーはベトナム人の英語ガイドさん付き。遺跡到着まで約1時間ず〜っと喋っていたけど、訛りがかなり強くてヒアリングが難しかった。重要ポイントはなんとか聞き取れたけど細かい話題には付いて行けなかった。車内で「遺跡入場券(150000VND)」の集金あり。 道路はきちんと舗装されていたので交通事情はカンボジアとかに比べるとだいぶ良い感じ。
AM9:50 ミーソン遺跡・・・ の近くに到着。
← こんな 小屋(笑) 「カフェ」 の前でバスを降りて入場前にちょっと休憩。トイレ→鍵掛からない、トイレットペーパー無い、水流れない。 「世界遺産なのにベトナムだとメンテナンスが行き届かないのね〜・・・」と思ったけど、まぁ〜、東南アジアなら良くある普通のトイレ(笑)。
ガイドさんから「飲み物もありますよ〜」と言われたけどツアー代金に込みの飲み物は無くて、各自この店で売っている物を買ってくださいとの事・・・(^_^;)
バス前方の窓に集合時間「PM12:45」と書かれた紙が貼られていたので、基本的には自由見学でいいのかな?と勝手に理解。
AM10:00 カフェから徒歩数分で遺跡の入口に到着。
← ミーソン遺跡入口ゲート ガイドさんがチケット売り場で人数分のチケットを購入して全員に配り、ガイドさん自身も一緒に入場。
ゲートを入ってすぐの所に「ミーソン資料館」があったので、ガイドさんと別れて入館(入館料はチケット代金に含まれている)。ガイドさんと一緒に先に進んだ人が多かったので、ここで離れたのは数組。 ミーソン遺跡で発掘された遺跡の展示室。展示品はそれほど多くはないけど、時代によって柱や像の違いがあることを見比べることが出来ます。
冷房もきちんと効いているので涼しくて良い♪
すぐに遺跡が見られるのかと思ったら大間違いで、実際の遺跡のあるエリアはゲートから800mほど先のジャングルの中。。。 資料館から徒歩数分、橋を渡った先に無料の送迎電動カート乗り場があり、これに乗り散策路の出発点まで行く。
ホイアンの南西約40kmの所に位置するここ「ミーソン遺跡」は、「チャンパ王国」の聖地だった場所。「チャンパ王国」はベトナムの中部から南部に至るまでに存在した王国。長い間、海洋国家としてアジア海域全体活躍していたが、16世紀に「キン族」という今のベトナムを作った民族により滅ぼされてから、一度歴史から姿を消している。ミーソン遺跡はこのチャンパ王国の軌跡とともに、ベトナム戦争の爪痕も見ることが出来る。
ミーソン遺跡は現在「A」〜「K」までのアルファベットでグループ分けされており、その一部は未開拓のエリアもある。広大なジャングル内に点々と存在しており徒歩でしか巡らないので、すべてを巡るには2時間程度かかる。水分と日除け対策、そして何より体力が必要な遺跡(^_^;)。 私が巡った順番は、ほぼ写真の矢印に沿って「K」→「F」→「E」→「G」→「A」→「BCD」→「H」。
一番見応えのあるのは「BCD」のグループ。「A、E、F、G」はベトナム戦争に寄って破壊されていた。「H」は発掘中で網で囲われていた。
Group「K」 このエリアの遺跡はかなり状態が良く見受けられたが、、、たぶん発掘当時の状態ではなく復元された物。
ミーソン遺跡の特徴は「接着剤を使わずに煉瓦を積み上げて」造られていることと、外観に美しい彫刻が彫られていること。
このエリアの遺跡は柵が無いので、かなり近づいて見ることができる。
Group「E」「F」 このエリアの遺跡はすべてベトナム戦争で一旦は破壊されている。
後に修復された「宝物庫」や「主祠堂」、ヒンドゥー教でよく見られる「リンガ」や「ヨニ」も復元されていた。
宝物庫内に入り天井を見上げると煉瓦を少しずつズラして積み上げている事が確認できる。
Group「G」 13世紀に小高い丘の上に建設されたエリア。こちらはかなり修復されており、元のレンガと新しいレンガの色の違いが見て取れる。祠堂の周囲は建物を守る「マハーカーラ」の動物神が彫られている。
Group「A」 一番奥にあるエリアで、ミーソン遺跡内で一番高くて美しい主祠堂があったらしいが、、、残念ながらベトナム戦争の爆撃により現在はその姿を見ることはできず、土台が残されているだけ。
あちこちに爆弾が落ちた痕も残されており、戦争の恐ろしさを実感する。
Group「BCD」 ミーソン遺跡の中で最も保存状態が良いとされているエリア。主祠堂、宝物庫、楼門などたくさんの遺跡を見ることが出来る。絶対に見逃せない「ヒンドゥー教の女神像の彫刻」は目を引く美しい姿だった。 最も保存状態の良い遺跡が集まっているエリアなので、時間の無い場合はココだけの見学で終えるツアーもあるらしく、一番人が多くてゴチャゴチャと混雑していた。 私が参加しているツアーのガイドさんのグループにもココで遭遇した。ガイドさんが簡単に遺跡の説明をしている様子だったので、別行動せずに一緒に歩けば詳しい説明が聞けたのかも?まぁ〜、訛っていたので英語はほぼ聞き取れなかったと思うけど(笑)(^_^;)
← 「BCD」から「H」に向かう途中で見かけた東屋 ここで1日数回「チャム族の伝統舞踊」が無料で鑑賞出来るらしい(料金無料)。ガイドさんと一緒に行動していれば、もしや「10:30〜」の回を観られたのかも?f(^_^;)
民族衣装や伝統の踊りは一度観てみたかったけど、それを観ていたら時間的に全ての遺跡の見学は不可能だったと思うので、限られた時間を遺跡だけに費やせて心残りはありません!
Group「H」 残念ながら網が張られ発掘作業中のため中に入れず・・・。
ただ、情報によると以前は全く手をつけられておらずまさに「未開の地」だったらしいので、発掘を開始したということはいずれこのエリアも公開される日が来るのかもしれませんね〜♪(^_-)
カンボジアの「アンコール遺跡」ほど有名ではないので日本人にはあまり知られていない遺跡だけど、かなり規模も大きく、発掘された遺跡、復元された遺跡、そしてベトナム戦争の爪痕・・・ いろんな事を考え感じながら見学出来る見応えある遺跡だった。日本人観光客はほとんど見かけず、主に中国人と欧米人だった。
AM11:45 全ての遺跡の見学を終了したので、そろそろゲートへと戻りましょう。
電動カートの乗り場に併設されているお土産屋さんで一休み。 ここで缶ジュース(15000VND)購入。きっと観光地価格だけど日本円にして70円ほど。安い〜♪
カート降り場から徒歩で資料館まで戻ってきた。 バスに戻ってもきっと暑いだけなので(汗)、しばし資料館のベンチでまったり。
← 人なつっこい猫がやってきた♪
たぶん何か貰えると思ったのだろうけど、残念ながら何も持ってません(^_^;)
「トイレ事情」についてですが・・・ 遺跡のあるエリアには基本的に無し。伝統舞踊が披露される東屋の向かいの売店裏と、入場ゲートの外側のお土産屋さんの隣にありました。利用していないので鍵やトイレットペーパーの状況は不明です。。。
PM12:30 集合時間ちょっと前にバスの所に行ってみたら、我が家を含めて6組くらいしか集合していない。
肝心なガイドさん連れの御一行様がまだ来ていないっ!!車内はエアコンが効かないから暑いし、当然、外も暑いんですけど〜・・・(-_-;)。PM12:35にガイドさん組が到着。結局、ツアーメンバーの7〜8割はガイドさんと見学していたようだった。
バスに乗り込み人数確認。ガイドさん:「?(?_?)」と何度か人数を確認し、「1missing!」と言ってバスの外へ探しに行った。・・・が、結局見つからなかったようだが予定通りPM12:45にバスは出発した(笑)。・・・乗り遅れた人って、あの後どうなったのだろう・・・(^_^;)